今日は青山にあるホンダ本社に出かけてきた。小型ジェット機の『Honda Jet』が国内販売を開始することと、性能を向上させた『Honda Jet Elte』の発表の記者会見だった。長いことバイクの仕事でお世話になっているからか、なんだか僕まで誇らしげな気持ちになったバカ者だ(笑)。
国内の四輪メーカーでバイクを作っているのはホンダとスズキだけだ。このかっこよさに加えて、空を飛ぶのだから素晴らしい。とてつもない開発費と時間を費やしてきたから取り返すのにはまだまだ時間がかかるようだが、新しい需要と市場を創造すると力強く宣言していた。実験の模様をダイジェストで流してくたのを見ていると、その苦労の大きさには頭が下がる。空を飛ぶってのはそういうことなんだな。そして実験機が空を舞うのを見て喜ぶスタッフたちの表情からも、その苦労や努力は並大抵のことじゃないとわかる。
さて、気になるお値段は。記者からの質問に5.25ミリオンドルと答えた。1ドル110円だとして約5億8000万円ということだ。アメリカのように国土の大きい国でいくつかの州をまたにかけてビジネスを展開する方々にとっては高い買い物でない。と、会見が始まる前にビデオで流されたオーナーたちは語っていた。うーむ。
空の事情に明るくない僕だが、日本のインフラはあまり進んでいるとは言えないらしい。そこも開拓していくのだとも宣言していた。また、国内の小型飛行機の年間需要が60機弱で、その倍くらいは目指したいとも。ともあれ、ホンダらしいチャレンジは気持ちよい。スピリットを学びたく、昭和40年男で取り上げるのも悪くないかななんて考えている。いかがですかね?