涙があふれるのを必死に我慢しながら、あたたかな拍手を浴びた。僕が会長を務める『ラブ・ジ・アース』実行委員会による海岸清掃イベント『ラブ・ジ・アース ミーティング31st』は、気持ちのいいライダーを中心に地域の方々が約400人集まり無事に終えることができた。昨日の兵庫県美方郡にある香住浜は真夏のような日差しが照りつけ、清掃活動はさぞお疲れだっただろう。それでも終了後のミーティングイベントに多数の方が残ってくれ、最後の最後にこうして集合写真を撮影して終了となった。昨日は日本海新聞が取材に来てくださっていたが、さてさてどんな記事になっていることやら。
2002年に活動開始を宣言した。30代だったということだな。協力を依頼した方の中には「バイク乗りが地球愛護なんてちゃんちゃらおかしい。そもそもお前らが環境破壊だろが」と言い放つ方もいた。同じ業界内ではかげ口も多くあったようだ。前に出れば叩かれるのは仕方なしで慣れっこだが、バイク乗りの悪いイメージがイベントの会場探しで敬遠されるのがなによりつらかった。最初に引き受けてくれた静岡県の相良町(現在の牧之原市)のおかげで第1回のイベントが開催され、以降はこの実例を持って交渉がスムーズになった。ちなみにこの時の担当者とは今でもお付き合いさせていただき、よき協力者である。
この活動を通じて、わずかながらにせよバイク乗りのイメージアップはできた。それが、環境省や社会貢献支援財団などからの表彰にも繋がった。小さな小さな活動ながら、続けてきた16年はカタチになっているのだ。これからも力を緩めることなく努力を続ける。次の清掃イベントは秋だ。またみなさんと会えることを楽しみにしながら企画していくぞ!!