先日、あるメーカーのお偉いさんがおもしろいところがあるから行こうと誘ってくださり、ホイホイと着いていったのは歌舞伎町だ。相変わらず賑々しく、猥雑な感じは僕にピッタリである。その中にあってひときわギンギラなロボットレストランが目的地だった。
入場料(8,000円、高っ)を払うとまずはウェイティングルームへと行く。ここでキャッシュオンの飲み物を飲みながらショーが始まるまでの時間を過ごす。とはいえ、この部屋がとんでもなくギンギラな内装で、ここに至るまでのエントランスからエレベーター、喫煙ルームに至るまで統一されたギンギラな世界観をバシバシと打ち込んでくる。ショーが始まる前だというのに僕はすでに興奮状態である。さらに驚くのは日本人はほぼいない。おそらく我々ともう1グループのみで、この日はアジアより欧米人らしき方々の方が断然多かった。露出の大きなコスチュームをまとった金髪のお嬢様たちに、ついつい目が奪われるのを必死に引き戻すのを繰り返す僕だ。そしてしばし飲んでいるとバンド演奏が披露された。しかもバックのメンバーはロボットに扮している。もう本当に何がなんだかわからん状態で、まさしくカオスである。
やがて英語でアナウンスがあり、どうやらショータイム(今流行りだね・笑)が始まるぞと告げているようだ。200席以上ありビッシリと外人さんで埋まっていて、気分はラスベガスである(行ったことないけどね)。
MCが目一杯上げていよいよ始まった。ロボットと若いダンサーたちのショーはパワフルで圧倒される。理屈をこねようとするとつまらない。眼の前で起こっていることがリアルでしかなく、その世界観は客に理解なんか求めていないのである。ただただ打ち込んでくるのはクリエイティブ、ソウル、躍動、パワー、スピードなどなど、感じ取るエンタメなのだ。普段の暮らしで「意味わかんねえ」を連発するタイプの方はやめておいたほうがいいかもしれない(笑)。ともかくこれまでの人生で味わったことのないエンタメだったことはまちがいなく、終了後の酒のうまかったこと。若さをを取り戻せたロボットレストランに、チャレンジするおっさんはいるかな?