昨日は実に暑かった…。取材に向かう車内で、太陽の光にさらされていた右腕。それはあたたかいものではなく、まるで指さるような痛みを伴う敵意を感じるもので、明らかに真夏の攻撃的な日差し。じりじりと焼かれて皮膚が悲鳴をあげているのがわかりました。今日はさらに暑くなるらしいので、この夏はどうなってしまうのかと心配になります。
さて、最新「パストフューチャー」特集号は、Amazon11位、楽天ブックス8位、セブンネットショッピング1位と健闘中。今日はその誌面のなかから下記の記事を紹介しましょう。連載特集「夢、あふれていた俺たちの時代」より映画『プロジェクトA』公開の記事です。
「俺たちの時代」では毎号読んでいただいている皆さんはよくご存知のとおり、昭和40年男たちが体験してきたこと・ものを、その出来事が起きた年毎に再検証しています。毎度おなじみではありますが、本誌よりこの企画の紹介文を。
昭和40年男が少年から青年を経て大人への道をまっしぐらに歩んでいた時期は、日本経済が沸点へと向かって急上昇していた時期とピッタリ重なる。そうした勢いを肌で感じながら成長してきたのだから、きっとその影響を多大に受けているはずだ。この特集は、俺たちが過ごした「夢、あふれていた時代」からある1年に焦点を当て、当時の希望に満ちていた日々を振り返りながら、世代的ルーツの一端を探り出そうという連載特集だ。
ということで、最新号では昭和40年男たちが19歳となる「昭和59年(1984年)」がテーマ。この年に公開されたのが映画『プロジェクトA』でした。タイトルにもあるように、ジャッキー・チェンの人気を決定づけた作品です。前号で『燃えよドラゴン』を取り上げましたが、このブルース・リー作品で火がついた格闘・カンフー路線は、ジャッキー・チェンが受け継いで確固たるものになりました。
ジャッキー作品の最大の特徴と魅力は、なんと言ってもそのアクションやスタントシーン。スタントマンを使わずジャッキー自ら挑むスタントは、観ている観客側が引いてしまうほど衝撃的で、アクションの次元を大きく変えたと言えるでしょう。そんなジャッキーの出世作となったのがこの『プロジェクトA』でした。本作でも多くの名物シーンがありますが、後に伝説となるスタントが時計台からの落下シーン。15mの高さからテントを突き破りながら落下するという、まさに体を張ったスタントに度肝を抜かれたという方も多いことでしょう。さしものジャッキーも、あまりの高さになかなか飛び降りる決心がつかなかったそうで、このシーンの撮影に要した7日間のうち、最初の6日間は飛び降りる決心がつかなかったとか。しかし、1度やって納得がいかなかったため2度目に挑戦したというエピソードに、彼の本気度が伝わります。
本記事では、そうした名物シーンの裏側や、見どころ、公開当時の受け止められ方などを詳細に紹介しています。当時夢中になった人なら、ぜひ読んで欲しい記事です。『プロジェクトA』公開の記事が掲載されている『昭和40年男』最新号は、全国の書店・コンビニにて発売中です。みなさんもぜひ書店で手にとってみてください。
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