小学館さんの雑誌に大変お世話になっている。ぴかぴかの1年生の時に定期で読んだ『小学一年生』に始まり『小学六年生』まで休むことなく付き合った。その後の『サンデー』『写楽』『FMレコパル』なんかは、青春の甘酸っぱさを連れてくるブランドである。そして大人の階段を上ってバイクキャンプを愛していた時期は『BE-PAL』が定期購読誌だったし、『サライ』『DIME』『SAPIO』は長年に渡ってちょくちょく購入している。そしてなんと言っても『ビッグコミックオリジナル』だ。1度買い逃したことはあるもののもう35年以上の付き合いで、そのたった1度が悔やまれるほどの優良読者である。
現在発売中の最新号の巻頭で『あぶさん』が、特別読切で復活している。おー、パチバチ。あぶさんといえば、僕らの成長に大きく関与した水島新司先生の代表作の1つだ。昭和48年に連載が始まり、40年以上『ビッグコミックオリジナル』の看板スターだった。『浮浪雲』の浮浪さんと並び、昭和を代表する男の中の男である。久しぶりのあぶさんはまだまだ元気そうで、やはり『ビッグコミックオリジナル』によく似合う。
2人が去り、僕もとうとうさよならの時が来たのかとよぎった。が、どっこい最近の『ビッグコミックオリジナル』には気合を感じる。強い作品が多いように思うのだがいかがだろうか…、ってそんなに読者はいないかな。
あぶさんが大活躍する最新号だが、明後日には次号の発売になってしまう。早めに手に入れて、ついでに僕が感じる気合を共有できたらうれしい。あれれ、なんだか小学館さんのPRのようになってしまったな(笑)。