お袋が実家を出ることになったことを、ここのところブツブツと語っているのはあまりにも壁が高いからだ。いやいや、同世代諸氏には親にまつわる大きな問題を抱え込んでいる方がごまんといる。比べたら瑣末なものだが、これほど厄介なものかとぼやく器量なしの僕だ。
家を出されることが決定して我が家で同居を提案したところ拒否。せめて我が家の近くにアパートでもと説得したところ応じてくれ、ならば家探しはお前がやれとなった。ネット社会だから楽チンに見つかると思ったらこれが大間違いで、78歳の1人暮らしはハードルが高く受け入れ先が少ない。ましてや春は移転の季節で物件も枯渇気味ときた。
便利なネット社会だが、逆に言えば名のある不動産屋はほぼ情報共有していて同じような物件を見せられる。高齢者相談可としてある物件だ。不動産屋をめぐるうちにわかったことは、座るなりパソコンを叩くところでほぼ同じ物件しか出てこない。昔ながらの紙をベタベタと張っているような店は、長い年月をかけて培った大家さんとの信頼関係があり、専任でやっている物件を持っているのだ。営業しているのかわからないような店から婆さんが出てくると、心がガッツポーズするようになった。「78歳、元気なんでしょ。交渉してあげるわよ」ってな具合でなんと頼もしいことか。こうした物件は、高齢者相談可なんて、データで物件を管理していないのだ。
結局今回の物件探しで内覧に至ったのは、駅前の小さな不動産屋によるものばかりだった。これは78歳という厳しい条件だったことが前提ながら、駅前に昔ながらの不動産屋が多いことが理解できた。てな訳で約2か月を要した物件探しはめでたしめでたしで契約も結べたとさ。さあ、引っ越しだ〜。
今日も、4/1で日本に帰る人の送別会で呑まされて吐きまくっとる。
今から日本語の歌がないカラオケで熱唱します!。
次の帰国時は一緒に飲みませう!(^^)
ぜひぜひ、飲みませう!!
それにしても中国の飲みの席は大変ですね。
良かったですね!
昔ながらの小汚いところにネットで共有されてないお宝が眠ってたりするんですよね。
面白いものですね。ネットが万能ってことじゃないってのが嬉しかったりする。
ありがとうございます。おもしろい体験でした。