きんかんなまなま vs たっぺ!?

昨日も小規模人数の開催になったが、中身は熱かった「浅草秘密基地」だ。毎度のことながらいろんな話が出て、昨日 がこのブログに書いた 実家がなくなる話から各自のふるさと事情が聞けた。よほどラッキーかそれとも大金持ちの大豪邸でなけりゃ、この歳まで実家が残っているなんてのは少数派だと一同でうなずいた。僕はラッキーな方だとしようと諦めがついた気分だ。

そして先日の大雪の話になって飛び出した言葉が「きんかんなまなま」だった。石川県金沢出身のしいちゃん (前列左) が切り出したこの単語は、雪が固まって滑りやすくなった状態だという。すると負けちゃいねえぜとばかり、宮城県気仙沼出身の浅野さん (後列中央) は「たっぺ」がそれにはまる言葉だと主張する。どちらも聞いたことのない言葉で、指している雪が固まった雰囲気をまったく感じないのがおもしろい。まっ、なまなまは滑りやすそうだなというのが辛うじて感じる程度かなと。お国言葉ってのは本当におもしろく、戦国時代からの文化を伝える要素だったりもするから大切にしていきたいものだ。

同世代ではないが、ブロレスギャグマンガの傑作『愛しのボッチャー』の作者である、河口 仁先生 (前列中央) が来てくれた。『昭和40年男』(vol.33) で マンガ特集を組んでからのおつきあいで、たま〜に顔を出してくださる。酒は呑まないのに我々の話をしっかりと受け止めて、さらには豊富な経験話を披露してくれる。先生から見たらずいぶんガキだろうが、そのあたたかな受け答えにはいつも頭が下がる。昨日もそんな氏の姿勢に大いに学ぶのだった。

時代は大切なものをどんどん捨て去っているように感じてならない。それは古今東西繰り返されたことかもしれず、代表的な言葉が「今どきの若者」であろう。が、昭和のおっさんにはモンスター化している現代社会は人の心が起因しているような気がしてならない。方言に宿る故郷への愛や河口さんのような大人の所作には、捨て去ってはならない心がたくさん詰まっている。うんうん、昨日もいい夜だったな。
 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

3件のコメント

    • おりょりょ、訂正しました。ありがとうございます。
      お国言葉は抜けないどころか、抜かないでくださいね。

  1. 田舎者だってバレちゃったじゃん(笑)
    標準語で何て言うのか思わず調べたらアイスバーンだと(^^)
    納得したけど、ちっちゃい頃そんな呼び名あったかな?
    こちらの生活の方が倍近くなったのに、抜けないねお国言葉は(^^)
    バイリンガルって事で(^^ゞ

コメントは受け付けていません。