1回目。
高知県に坂本龍馬記念館を作るために尽力した
橋本さんという御仁がいる。
龍馬の恰好をして寄付金集めに奔走するも全然ダメで、
死のうと決心したとき奥さんは置いて
子供だけを舟に乗せて沖に出たという話で、ツーッ。
2回目。
かつて日本中を虜にしたレーサー平忠彦さんのインタビュー中のこと。
「なんで引退を決意したんですか?」
「狙った走行ラインを走るって、
刃物の上を寸分の狂いもなく走るっていうイメージなんですよ。
でもこの日、狂ったんです」
なんか心がもろに食らったかんじで、不思議だったな。
感動とか悲しいとかって判断する前の、反射神経涙だな。
ツーッ。
ええ、泣き虫ですよ。
でも今回の藤岡さんの話はね、普通泣くよ。
インタビュー記事を読んだら、
ははあ、あいつここで泣いたんだなぁと笑ってやってください。
「あのさあ、超ロングインタビューにしたいなあ」と印南。
「そうだね、しかも特集のド頭だね」
とにかくこの日の内容は、
俺がイメージする雑誌としての「昭和40年男」にピッタリだった。
本の方向性を強く確信したインタビューでもあった。
この日から藤岡弘、さんを俺は心の師と呼んでいる。
いやあ、よかったよー。
本誌を乞うご期待!!