みなさん、年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。私はといえば、本誌の年末進行をほうほうの体で乗り越えた後、実家にてのんびり過ごさせてもらい、カメラ片手に海やら山やら近所のネコやらを追いかけ回す日々を送っておりました。最近、酒にめっきり弱くなってしまい、すぐに酔うだけでなく、顔の一部が引きつったり、やたら頭も痛くなるので酒量は減りましたが、だからといって朝から快活!というわけでもなく、なんだかなぁ~な年末年始でした。酒が飲めなくなるとどうにも楽しみがひとつ減ってしまうようで寂しいものです。
さて、新年になり、会社勤めなら早い人は4日から仕事始めだったことでしょう。挨拶まわりや新年会などでまだまだ年始感は続きます。そんな新年に相応しい特集として、最新号では「お笑い」をテーマにしてみました。
以前に一度、萩本欽一さんをテーマにした特集をやっていますが、他にもドリフや漫才ブームといった強烈なお笑いムーブメントにさらされてきた昭和40年男ですから、ネタはまだまだいっぱいあったりします。
きっと昭和40年生まれの方なら、演芸ブームの残り香を感じつつ、コント55号、ドリフターズを経て、漫才ブームへと向かう熱いテレビ番組を思春期に観てきたはずです。それだけではありません。子供番組やテレビまんが、ギャグマンガ、ドラマなど、あらゆるジャンルから笑いの要素を浴びるように体験してきた、まさにお笑い英才教育世代と言っても過言ではない。そうして育まれた笑いのセンスが、共通の “笑いのツボ” を形成しているのではないか? そんな仮定のもとに、各コンテンツが昭和40年男たちの笑いのセンスに与えた影響について考察してみたのが、最新号の特集「俺たちの笑いのツボ。」です。
さまざまな「笑い」の在り方を体験してきた昭和40年男の笑いのツボはどこにあるのか。表紙を飾ってもらった太田 光さんも昭和40年生まれであり、自身の体験を踏まえ、そうしたことについても語っていただきました。その意味で今回はドンピシャの表紙になったと思っています。現在のバラエティ番組に物足りなさを感じてしまうのはなぜなのか、これからの「笑い」はどうなるのか…といった観点からもぜひ読んでいただきたい特集です。
ということで、『昭和40年男』最新号となる2018年2月号/vol.47は、1月11日(木)より発売開始です。ぜひ全国の書店・コンビニで手にとってみてください!