松の内には地域差があり、東京はほぼ7日までを松の内とする。街の松飾りも明日には無くなっているところが多い。会社の近くの貿易センタービルに飾られた、この見事な正月飾りも明日には外されてしまうのだろう。
商業施設やホテルなんかは、12月25日未明にクリスマスからお正月へと一気に変える。25日の深夜はディスプレイ屋さんの腕の見せ所だ。僕の友人にもディスプレイデザイナーがいて、25日からの夜通し作業は年中行事だと笑う。都内をぐるぐる回ってチェックするのだ。極寒の野外作業は聞くたびに頭が下がる。
街から松が消えるのを毎年寂しく思いながらも、爽やかな気持ちになる。今年もいい正月を迎えることができた。すべてにありがとうの気持ちを強く胸にしながらも、邁進へと完全なスイッチを入れる。我が家の玄関にある小さなお飾りも、自分の手で夜に外してさらに決意を新たにするのだ。この日の毎年の儀式である。
今夜もデイスプレイ屋さんは大変な1日なのだろう。そんな大変な仕事に感謝しつつ、明日は街を歩くことだろう。すべてにありがとう!!