5冊目…。無謀にも思えた増刊号がついにここまできました。昨年来、本誌『昭和40年男』の連載特集「夢、あふれていた俺たちの時代」をまとめたアーカイブ本として発行してきた増刊号、昭和40年男たちが小学生にあがる前年である1971年から、3年きざみで4冊を発行してきましたが、この度、みなさんのおかげでその第5弾『俺たちの時代 Vol.5 1983-1985』を12月11日にいよいよ発売できることになりました。表紙はコチラ。
バブルに向かう疾走感を表現したくて、記事にもなっているMR2を背景にあしらっています。RG250ガンマと相まって今にも走り出しそう!? 右上の初代ディスクマン(厳密には違いますが)こと『D-50』、持っていた人も多いことでしょう。もちろん、右下の怒れるブロディが最大のポイントです。ということでシリーズ第5弾も賑やかな時代を象徴するような記事がずらりと並びました。
昭和40年男たちが少年から青年を経て大人への道をまっしぐらに歩んでいた時期は、日本経済が沸点へと向かって急上昇していた時期とピッタリ重なります。そうした勢いを肌で感じながら成長できた昭和40年男は、今では決して感じることのできない高揚感をたくさん体験してきたはず。そんな“夢、あふれていた時代”からある時期を切り取って、当時の希望に満ちていた日々を振り返ります。
ちなみに、既刊の4冊は以下。オレンジ色のVol.3以外はおかげさまですでに完売しています。ありがとうございます。m(__)m
今号の掲載記事は以下です。
■昭和58(1983)年
・映画『フラッシュダンス』公開
・H20『想い出がいっぱい』リリース
・YMOが散開コンサートを開催
・阪急・福本 豊が盗塁世界記録を樹立
・スズキ・RG250Γ発売
・ニューロマンティックブーム到来
・大塚製薬『カロリーメイト』発売
・タイガーマスクが新日本を去る
■昭和59(1984)年
・アルマン『パイポ』のCMが話題に
・植村直己がマッキンリーで消息を絶つ
・トヨタ・MR2発売
・大沢誉志幸『そして僕は途方に暮れる』リリース
・MAHARAJA TOKYOが麻布十番にオープン
・ 猪木・ホーガン戦に長州が乱入
・森末慎二がロス五輪で金メダルを獲得
・CDプレーヤー・ソニー『D-50』発売
・プリンス『パープル・レイン』リリース
■昭和60(1985)年
・中村あゆみ『翼の折れたエンジェル』リリース
・阪神タイガースが日本シリーズを制す
・プラザ合意
・映画『早春物語』公開
・TUBEが『ベストセラー・サマー』でデビュー
・「イッキ! イッキ!」が流行語大賞に
・荻野目洋子『ダンシング・ヒーロー』リリース
・ブルーザー・ブロディが新日本へ電撃移籍
・LOOK『シャイニン・オン 君が哀しい』リリース
昭和40年男の青年時代を、流行やサブカルチャーから語った保存版的内容になっています。実際、今までに出してきた号を並べてみても、実に壮観。苦労して作ってきた身からすると感慨深いものがありますね。既刊は随時売り切れてますので、本号も手にしておかなければ入手できなくなっちゃうかも!? もちろん、ラストとなる第6弾が出せるかどうかも、みなさんに手にとっていただけるかどうかにかかっています!