会社の最寄の浜松町駅には、年がら年中しょんべんを垂れ流しているこいつがいる。男子が立ってしょんべんすることが過去になるとこいつはバッシングを受けるのだろうか。クレーム社会の昨今にそんな憂いを感じてしまう。
いつからこのコスチュームをまとったのか、昨日の駅のシンボルはこんな風に季節を演出していた。いよいよ今日より12月である。と、こんなことを書きながらまだ今年のお歳暮の手配をしてないとか、酉の市に行けなかったとか個人的なことと、山のように積まれた仕事に加え暮れの挨拶回りをこなせるだろうかと心配な今日である。月が新しくなるたびにふんどしを締め直してはまた緩みを繰り返した平成29年もいよいよあと1ヶ月である。
どんな仕上げになるだろう。『昭和40年男』は毎年恒例の年末進行になる。1月11日発売は、成人の日が微妙な場所に入っていることもあって年内に印刷を終了させなければならない。印刷所も当然ながら冬眠に入るから、締め切りはクリスマスとなるのだ。ここ近年、イブの晩餐は立ち食いそば屋で過ごすことにしていて、変な言い方こんなもんだぜってな気分が悪くない。
「早いねえ」
今日は街のあちこちでこんな言葉が交わされているだろう。時間だけはみんなに平等だ。さあ走れ、さあ笑え。1ヶ月後の良き日を晴れ晴れと迎えるために、小さな力ながら絞りだそう。しょんべん小僧だって今日も絞り出してるぜ(笑)。