発売から1週間以上が過ぎたが、最新号はご覧いただけただろうか。ものすごく手前味噌な話だが、よくできた特集だと胸を張っている。ラインナップの面白さとそれぞれの読みごたえがいかにも『昭和40年男』らしいじゃないか。それに…、ってこれ以上褒めると編集部がのぼせあがるからやめておこう。
ではきわめて個人的な話である。僕にとってアイドルのひとり、チャボさんのページがサイコーなのだ。じつはチャボさんはもう遥か昔のことのようだが、2012年の1月発売号に登場してくださった。特集は『熱源』として、そのまんま昭和40年男の熱の源をかき集めた特集でRCと清志郎さんについてたっぷりと語っていただいた。表紙を清志郎さんで作り込んで、RCに育てられた自分には夢のような作業だった。そしてインタビュー取材では、清志郎さんを語りながらチャボさんは涙を浮かべたのだった。
ロックバンドにおいてギターとヴォーカルは度々奇跡を起こす。1足す1が3にも5にもなるのだ。僕にとって日本におけるロックシーン最高峰コンビがお2人で、甲乙つけがたいのがシーナさんと鮎川さんである。まことに残念ながら、ヴォーカリストは2人とも早くに亡くなってしまったが、おそらく悲しみが横たわったままだろうギタリスト2人はロックを叩きつけ続けている。
さて、この写真に何度もうっとりしながら演奏曲に想いをはせる。このギターポジションと表情から『いい事ばかりはありゃしない』でなかろうかと勝手に決め付けている。名曲中の名曲で聴きながら何度も涙した。そしてこの曲でも、清志郎さんとのコンビは最高なんだと確信させてくれる。もちろん記事でもそれを再認識させてくれて、ファンには涙があふれてくるはずだ。まだ読んでいない方はすぐに手にとってちょうだい。
いろいろなライブを観て参りましたが、RCは恐れ多くて行かなかったことが、人生最大の後悔です。文面の中に『シナロケ』の名がありましたが、来春若き日の鮎川夫妻のドラマがあるとのこと。シーナさんの父親役には、あの甲本ヒロトさんと(たぶん)中華料理店でバイトが一緒だった松重豊さん!!但し、放送は九州・沖縄のみとのこと。なんとかして観てみたいものです。脚本に『葉月けめこ』とある…どっかで見たことがあるような……
みたい。鮎川夫妻のドラマなんてうれしすぎる。きっとBSで再放送があると思いますよ。