昨日、本サイトで最新号の紹介をした時は7位(アマゾン・男性ファッションライフスタイル)でしたが、今見たら4位になってました。上からFINEBOYS、日経トレンディ、POPEYE、昭和40年男の順。毎度のことながら違和感ある並びですねえ(笑)。週末を楽しむにはぴったりの最新号、今からという方はぜひ書店コンビニで入手してみてください。
さて、今日は「気になる男」特集からは一度離れて、この記事を紹介します。
そう、俳優・吹越満さんのインタビューです。昭和40年2月生まれなので、多くの昭和40年男からすると学年はひとつ上ということになりますが、本誌的にはまごうことなき昭和40年男です。シリアス、コメディ、善人、悪人、静かなる男、狂気など、実にさまざまな役柄を、ドラマ、映画、ステージなど複数の舞台で演じており、バイプレーヤーとしてだけでなく、主演作品でも高く評価されている吹越満さん。来年1月からは話題の舞台『プルートゥ』にも出演予定で、注目を集めていますね。
取材当日は、ちょっと肌寒いくらいの気候でしたが、サンダルで登場した吹越さんにややおどろきました。聞くと、靴下というものがお好きじゃないそうで、でも裸足で靴をはくと気持ち悪いからサンダルなんだとか。そして手足には黒っぽいつややかなネイル。これもこの数年塗るようになったとかで、それを見た人が少しびっくりする感じが楽しくて始めたそうですが、続けていると、「こんなネイルもありますよ」と人からプレゼントされたりして、今ではかなりたくさんの色や種類のものがそろっているんだとか。
まんまと吹越さんの狙い通りにびっくりさせられた我々ですが、そんな自分自身のことを「めんどくさい性格」だと語ります。なんでも「気が短いし、うるさい」とのことでご自身でも手を焼くことがあるのだとか。しかし、最近はそのままでもいいじゃないかと思い始めていて、45歳を過ぎたころからそうした心境の変化が現れたのだそう。年齢を重ねて、無理をしても仕方ないと悟り、年齢を重ねることを楽しむ心境になってきた。「あえて年寄りらしくして許されるのも楽でいい。そうしたら、ここから先の人生、すごく緩くて楽しいんじゃないかって」。昭和40年男としては、とっても共感できる部分かもしれません。「諦める」というとちょっと言い方は悪いかもしれませんが、衰えを認めて、それを楽しめる自分になれたということなのでしょう。
なんとなく”キレ”のある俳優というイメージがある吹越さんの、加齢に対する考えや、ちょっとちがった側面を垣間見ることができるインタビューになったと思います。昭和40年男ならきっと思うところがある記事になっていると思いますのでぜひ読んでみてください。