カレーをモリモリ昭和40年男。

先日の鈴鹿サーキットからの帰り道。うんざりするような渋滞を抜けて遅めの晩飯にしようと新東名の岡崎SAに入った。昔の高速での食事といえばまずい高いが当たり前だったが、ここ10数年だろうか進化が著しい。この新東名は新しいこともありそれが顕著である。やや高めではあるものの、数ある店のうまそうなメニューを物色していると、カレー盛り放題の店を見つけた。瞬間的にスイッチが入るのは、現代のキレンジャーなのだからあたり前田のクラッカーである。

「500円とは、ずいぶん大胆な勝負をしてくれるぜ」とニヒルに笑いながらも、さてどう盛り付けたらたくさんのカレーをゲットできるだろう。皿の周囲にご飯で壁を作ってそのダムの中にカレーをなみなみと注いでいる強者がいたが、いくらなんでもそれは無粋だぜ(って、このチョイス自体が粋でないが)。それに決壊しちまったらどうするんだ、ヘイヘイベイビーってな気持ちで僕は写真のようにした。

右側にご飯の壁を高く硬く盛り、まるで空っぽの池のように見えてくる皿の堤防すれすれにカレーを注ぎ込んだ。おーっ、なんと贅沢なカレーライスだと興奮するものの、これを見せてレジで精算するのは恥ずかしかった。奥ゆかしいおっさんのお願いは、500円と引き換えに皿をくれっ。そうすればもしかしたら前述のダム盛りもやっちまうかもしれない。

大満足の一皿だった。味がどうだとか、ご飯が云々とかここで述べる気はない。そんなことより、自由に盛り付けられる快感に酔う方が昭和40年男にはお似合いだぜ。

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2件のコメント

  1. お疲れ様でした。
    関西方面も何故だか渋滞が激しくて、あの寒い高速道路を震えながら大阪へ帰宅しました。
    すっかり風邪ぴきです(>_<)

    • ありゃりゃ、難儀でしたね。お大事になさってください。

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