見事なまでの昭和な茶店である。音楽好きの主人がチョイスする音を聴きながら、コーヒーを楽しむ時間は至福だ。実はここの主人とは年に一度のライブを行うバンド仲間でギタリストだ。僕のようないい加減なギターと違い、丁寧なプレイをする方でいつも勉強させてもらっている。その関係がなかったとしても、この店は大のお気に入りになっただろう。
俺たちは茶店世代だ。憧れの職業のひとつが茶店のマスターで、若い奴らに言葉少なに人生なんて説いたりする渋~い男になりたかった。今に至っても渋さとは無縁のやかましい男だから、憧れは憧れのままでしまってある。
そんな男の夢を実現したここのマスターはまさしく渋~い男で、前述の通り丁寧な男である。カウンター越しから見える棚も、年季は入っているものの掃除と整理整頓が行き届いていて気持ちよい。音楽の知識も僕なんかと比べ物にならず、カウンター越しにかかっている曲やそのミュージシャンにまつわる深い情報も提供してくれる。昭和テイストだけでなく、音楽好きにとってもたまらない空間である。
さて、このブログで好評(!?)の不親切ガイドといくか。有楽町線の江戸川橋駅4番出口を出て商店街へ入っていくべし。以上。街全体もほっこり気分にさせてくれるから、秋の昭和散策に出かけてみてはいかがだろう。いってらっしゃーい!!
ご無沙汰です。
茶店のマスター、まだいまでも憧れです。
西風せんせいのGTromanや750ライダーのマスター。
そうですよね、高校生が「委員長さぶいですね」と季節を共有しているセリフを聞きたいです。
巣鴨だと軒並みこんなサ店ばっかですな。
まぁ彼処は時空が歪んでるからなぁw
僕もすでに時空が歪んでます。