いつもはこんな多摩川が。
今朝はこんなことになっちまった。
多摩川が見える団地に住むようになってもう15年になった。その間に今回のような河川敷を飲み込むような氾濫は今回で2度目だ。前回はちょうど10年前の2007年9月だった。水が引いた後の河川敷はそれはそれはひどい状態で、しばらく傷跡が残った。今回もきっとしばらくはひどい状態が続くだろう。この河川敷はスポーツグラウンドが多くて、野球部のトンボとかサッカーのゴールなんてのまで流されていた。
前回の氾濫時は出張だった。台風が近づいているもののえいやっと新幹線に乗り込み、台風に立ち向かうかのごとく西へと走った。延期の許されない打ち合わせを済ませて、こんな状況ではやってる店はないかもしれないがともかく行ってみようと嵐の中を飲みに出かけた。客は僕らだけで、店も僕らがいなかったら閉めていたと店主は笑っていた。嵐の中での宴はハイテンションをもたらし、楽しく盛り上がった。その会社とは今もお付き合いが続いているが、彼はもう定年退職してしまった。そう、10年ひと昔なんだ。二日酔いの翌朝、宿泊先のテレビで見た多摩川にびっくらこいたっけ。
それにしても自然の力とは恐ろしいものだ。偶然とはいえ衆院選への怒りを示しているかのように、騒ぎの中心になった東京にほぼ直撃した。大好きな多摩川の氾濫はもう見たくはないが、もしも次があった時は今回の選挙へタイムスリップするのだろう。そしてきっと、そんな嫌な思い出をかき消してくれるのが10年前の出張だろうなんて思いながら眺めていた朝だった。
その昔、天変地異で世界が滅びる、なんてイラスト特集が少年雑誌でよく組まれていました。気がつくと天変地異の連続、いや歳を重ねたせいで物事がダイジェスト化しているのか?頭が混乱している今日この頃。
北村Pが締めくくられているよう、10年後を前向きに思い描いて今日を生きるのが我々昭和40年男だと気合をいれるべきですね!僕らはヒーロー世代、誰かのヒーローにならなければ。
いいですねえ、ヒーロー世代、誰かのヒーローになる。頑張りましょう!!