写真は我が家の居間のマガジンラックに突っ込んである宝物だ。箱根駅伝の観戦公式ガイドブックと、挟まっている新聞はその結果を伝えたスポーツ新聞である。我ながらマニアと言っていいくらいのハマりようなのは、箱根駅伝がお正月の空気と相まって最高の時間を提供してくれるからだ。その箱根をより楽しむためにこれらの情報誌を読み込むことと、先日行われた出雲駅伝や来月行われる全日本駅伝での情報収集も欠かせない。とはいえ、いつも仕事と重なるからテレビ観戦は出来ないが、その結果や個々の選手の記録のチェックは欠かさない。
今年の出雲は高気温のレースになり、現在2年生の黄金世代を5人揃えた東海大が絶対王者青山に約1分半の差をつけて勝利した。完全勝利である。
大学3大駅伝と呼ばれ開催順に距離が伸びる。出雲は45.1㎞を6人でつなぎ、全日本は106.8㎞を8人でつなぐ。そして箱根は217.1㎞を10人の選手全員が20㎞以上を走ってつなぐ。短い距離の出雲と同じ駅伝で並べていいのかというほどの差があり、去年の青学は3冠に輝いたのだからすごい。一昨年の箱根から4連勝を続けて、5連勝をかけての出雲のレースだったからさぞ無念だったろう。それだけ難しいということだ。そしてやはり、3大駅伝の中でも最も盛り上がりを見せる箱根で青学は3連勝中である。全日本では必ず勝って万全で箱根を迎えたいところだが、ここで東海大が勝つと俄然勢いが増す。今年は2強体制となりそうな雰囲気である。
とまあ、語りだしたらキリがない僕で、それだけ楽しませてくれるのは若者たちの努力が積み重なっているから。どんなスポーツだって努力あっての頂点だが、長距離走はシンプルな分だけその努力が見える感覚で応援できるのがよい。それをお正月に酔っぱらいながらの観戦というのは少々不謹慎な気がするが、おっさんに免じてご容赦いただきたい。
今週末は箱根のシードを取れなかった大学の予選会があり、月明けの週末は全日本である。両日とも僕はレースはレースでもバイクの仕事で、箱根の予選会の14日は世界グランプリの予選。全日本駅伝には全日本ロードレースの最終戦が重なっている。さすがマニア、持ってるね(笑)。