値上げに苦しむおっさん。

先日、会社でお世話になっている宅配業者から値上げの相談があった。仕方なしの状況なのはわかっちゃいるつもりだが、提示されたプライスリストを見るとかなり痛い。雑誌を作ってほうぼうに送るうちにとってはトホホである。

写真のセットは社内作業がメインの日の出勤前に買い込む。こうなってもう何年になるだろう。血圧に効く胡麻麦茶はすっかり下がった今となっては必要なしなのだがこのお茶の味が好きで飲み続けていて、1リットルの紙パック3種は取っ替え引っ替え常に僕の喉を潤してくれている。

合わせて491円トリオだ。おそらく週に2~3回、なんだかんだでもう数年に渡ってお世話になっている。この価格につい最近異変があった。「493円です」とレジの兄ちゃん。んなわけねえだろと2円で抗議するのがなんとなくカッコ悪く感じてしまいそのまま払いレシートを見た。すると3種のうち玄米茶だけが2円値上がりしていた。「ふーん、玄米の分かな」と歯切れの悪い判断をした僕だが、翌日も493円だった。そして数日の出張を挟んだ後にこのセットをレジに運ぶと今度は「497円です」とまた上がった。「?」とレシートを見ると緑茶と麦茶も2円づつの値上げだ。不可解な二段階値上げはバーコード調整の過渡期だったのか。またまた歯切れの悪い判断をして、とにもかくにも朝のお茶セットは6円の値上げとなったのである。

量を減らす実質的な値上げも感じたりする。いつも好んでいただく銘柄の納豆は明らかに量が減った。1食2つに増量したいほどだ。印刷会社さんはそろそろ紙を上げたいなんて言ってやがる。政治家の先生さまは東京の景気はいいはずだと言っていたが、実感はまったくわかない。極々一部の業種と金融による見せかけ景気だと思ってしまう庶民は、6円上がったお茶セットを買いながらブツブツ言うのだった。

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