料理人に知り合いが多く、かつて厨房で働いていたこともあり僕は料理好きだ。仕事のことを頭から完全に外せて没頭できるのは高いリラックス効果があると信じていることもあり、わりとちょくちょくやる。
つい先日、仕事が大好きな連中との飲み会があり、話ばかりが盛り上がって飲食がおろそかなままお開きとなった。帰宅するとやはり腹は中途半端に減っていて、「やるかっ」と台所を物色する。トマトの缶詰を見つけてニヤリ。夜だからパスタは100gでガマンガマンなんてトマトパスタを作ることにした。料理をする人ならわかるだろうが、こんなに簡単でいい加減に作ってもレストランの味に近づけられるメニューはないだろう。てなわけで、料理ビギナーにもオススメのおっさんレシピのご紹介だ。
フライパンにオリーブオイルとニンニクのみじん切り、鷹の爪、スパイス(この日はバジルとオレガノ。なければニンニクだけでもOK)をテキトーに入れて弱火にかける。オイルのお風呂でじっくりと香りを出すイメージだ。行くぜっと火を強くしたら潰したトマトの缶詰をジュースごと投入。グツグツと煮詰めて塩をぱっぱっとすればあら簡単、トマトソースだよ。この日は冷蔵庫にべーコンを見つけたからテキトーにカットして投入。規定の時間より短めで茹でた(この日は8分を6分)パスタを投入してフライパンを揺すりながら混ぜる。からめからめとお願いしながら手を休めないのがコツ。パスタが好みの固さになったら出来上がりだ。トマトの水分が飛び過ぎたときのために茹で汁をカップに取っておくと便利だぞ。
こいつをつまみに飲む焼酎はサイコーだ。さっきまでの激論の疲れもクッキングタイムですっかり癒えて改めて晩酌をスタート。料理の天才だなって気分になるほど旨い。が、天才どころか誰にでも気軽に作れるスピードメニューだ。ぜひトライしてみてほしい。この歳で料理にハマるキッカケになったりして。
「パスタは100gでガマンガマン」ということですが、お店で食べたら立派な一人前。
たぶん食べ進むうちに、「200g茹でればよかったぁ…」と後悔したのではないでしょうか!?
で、レシピは完璧です。
それに玉葱を加えると、「スパゲティ アマトリチャーナ」という見事な一品になりますぜ!!
プロの料理人に読んでいただいたとはお恥ずかしいです。おっしゃる通り、せめてあと50g食いたかったです。
そこで焼酎かい!
大阪ではスパゲッティ定食
ライスと一緒に頂きます。
さすが大阪。お好み焼き定食文化と一線上にあるんですね。