デビルマンとゴレンジャーがかけ合わさったタイトルながら、中身はそばネタだ(笑)。昨日今日の東京は、8月から9月に変わる日の陽気でない。グーンと涼しくまるで秋の気配で、するってえとあったかいそばが食いたくなるじゃないかと出かけたいつものそば屋だ。店に入る直前まではかけそばの並盛りにするぞと誓っていたくせに、通称カレーかけの誘惑から逃れられなかった。
久しぶりのあたたかいつゆ。うまさをめいっぱい感じるなら断然かけがいい。そばとネギの香りにつゆの香りが絡みつくと♪ジャパーン♪と心踊る。シンプルでありながら奥の奥があり、吸い込まれるような気持ちになれるご馳走だ。舌鼓を打ち鳴らした後はこってりとカレーである。僕はそばとご飯モノのセットで行き来はしない。そばだけをただひたすらすすり、つゆもケリをつけてから引っ越すようにご飯モノにいく。そばの奥深さに対してカレーをはじめそば屋のセットってのは直球ストレートの理屈抜きメニューでよい。天丼、カツ丼、丼を含めたカレーが3大そばセットである。どれに最も依存するかといえば、21世紀のキレンジャーを名乗る僕としては当然の選択になる。
ちょっと下品なんですが、カレーセットには僕流の食い方がある。それは…、カレーにつゆをかける、である。きゃー、下品。もりでもかけでもかける。それでなくともそば屋の和テイストなカレーの和がさらに深まる。日本人でよかったと唸りながら満腹になると少々後悔の時間だ。「またやってしまった」と。
いつも通ってるこの店はそもそももりがよく、おっさんにはかけそば一杯でも十分なカロリーのはずだ。そこに上乗せの、しかもハイカロリーのカレーをセットしてしまう。このそば屋が会社の近くにあることと、このセットをラインナップしていることがどれだけ僕のダイエットを邪魔しているか。と、責任転嫁しても始まらない。意志の弱さがすべてだ。もう今年は今日でやめよう。残りの4ヶ月に真夜中過ぎのラーメンとカレーセットは禁止だと誓おう。って、何度誓えば成就かるのだろう。