続、おっさんのための健康講座。

昨日よりの続きで、人生初の10日間の闘病生活(!?)について語ろう。水虫を疑い市販薬を塗り続けたがよくならずだんだんとひび割れてしまった。ついに観念して病院に出かけるとステロイド系の軟膏を処方され、たった1日でそれまでより目に見えて効果が出た。が、ちょっとおかしいのはひび割れていた場所を中心に異なる痛みが出始めたことだ。翌日になると歩くのが困難なほどになってくる。さらに1日経つと足の甲まで腫れてきて、つい3日前に診てもらった病院に駆け込んだ。

ひびから菌が入り悪さをしているとのことで、この時期は靴の中で菌が強さを増す。ひび割れ続けた足から攻撃を受け続けていたという。「歩くのとか立ちっぱなしはよくないの。安静にして心臓より高い場所にあげてください」と女医さんからピシッと言われた。「へっ? それって寝たきりじゃん」と心が叫ぶが押さえ込み「仕事が…」と小さく言うと「仕事じゃしょうがないけど、この足はかなりの重症なのよ」とまたまたピシッと言われてしまった。

これが今月9日のことで翌日から世の中は夏休みである。僕は連日に渡る仕事を入れてあったが、そのほとんどが相手と時間を共有するものでない、クライアントや担当者が休んでいる間に精度を上げる、仕上げる、追い込むといったタイプの仕事ばかりだったのは幸いだった。9日は病院から会社に戻り、PCと資料をたんまり持って早退した。

「悪化することがある」と先生は言う。
「でもこちらは休みですよね? (悪化したら)どうしたらいいんですか」
「腫れが上がってきたり、高熱が出たら救急ね」
「どのくらいですか」
「膝まで腫れたらダメ。熱は39度を超えたら何日かの入院になるかもしれないわね」とピシッ。

まるで薬漬けの日々を過ごした
まるで薬漬けの日々を過ごした

たかが足のひび割れがなんてこったい。そして翌日から、世間が10連休と浮かれていた10日の朝、足の痛みで目が覚めると足はイモ虫みたいにパンパンに腫れていた。昨日の痛みなんてまだ序の口で、足をまともにつくことができない。熱も高く上がっていた。あわよくば会社に行こうなんて考えていた僕は玉砕され、言われた通りに足を高くして処方された抗生物質を飲み、ただひたすら安静にしていた。トイレと居間のソファー、ベッドだけしか移動しない生活を強いられた。辛すぎる日々がただ過ぎていき、17日に入っていた打ち合わせ2件をキャンセル。19日の取材には代打を立てるという不甲斐ない結果を招いてしまった。21日にやっと何とか出社することができたが、結果的にまるで大手企業のような夏休みになったかっこうである。

いやあ、たかがバイ菌されどバイ菌である。要するに抵抗力が低下していたのだ。年齢的なものと無理ばかりしていたこととが相まっての結果だろう。そして先生に言われた教訓が「飲み薬にしろ、塗り薬にしろ市販薬を1週間使って効果がなかったら必ず医者にかかること」だった。僕はなんだか効かない薬だなと思いながらも1か月半以上使っていた。バカ者である。

それにしてもだ、バイ菌の中で幼少期を過ごしてきたと胸を張っていた昭和40年男にとってはちょっとばかりのショックだ。抵抗力の塊だと思っていた自分だから、この反省を活かして鍛え直そうと思っている。が、まだ痛みと腫れは残っていてそこに踏み込むにはもう少々の時間が必要なようだ。そして今日に至っても水虫の菌は見つからない。ヤレヤレ。

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4件のコメント

  1. 僕も背高泡立草や杉の花粉にまみれて育ってきましたが、40を過ぎて花粉症デビューしました。
    やはり抵抗力が落ちるんでしょうね。牛乳も飲めなくなったし・・・。トイレに座り込んで思いっきり牛乳飲んでみっかなぁ~

    • ジョニー藤吉さん、投稿ありがとうございます。
      牛乳は腰に手を当てて飲めば大丈夫です(笑)。抵抗力を上げていく努力が必要な歳ですね。

  2. いわゆる蜂窩織炎ですかね。舐めてかかると敗血症になり命を落とします。私も一昨年同系列な病気の丹毒で5日間ほど入院しました。年取ると抵抗力が下がりますね。気を付けないと。

    • HKさん、ありがとうございます。大事にします。

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