昨日、無事に発売となった雑誌『昭和40年男』の最新号。ネットでの反響を見ている限り、現在のところは好意的な受け止め方をしてもらっているようでホッとしています。今やゲームの主流とは言えなくなってしまったアクションアナログゲームですが、コンピュータゲーム登場以前はその代名詞のような存在だったわけで、本誌を機会に再びその魅力に注目が集まれば何より…と思う今日この頃です。
ということで、本日も最新号よりゲーム特集の記事をご紹介しましょう。本日紹介するのはこの記事です。
今回、アナログアクションゲームの数々をどのように紹介すべきかとても悩んだのですが、悩み抜いた末に以下のように分類しました。
・スポーツ:野球、ボウリング、サッカー、その他
・ファミリー:パズル、アクション、アダルト、アローン、ドライブ、コンバット
・携帯ゲーム
・任天堂
複数のカテゴリに分類できるゲームもかなり多く、どうにも収まりが悪い感じもなくはないのですが、それだけ当時のアナログアクションゲームが多岐に渡っていた証左とも言えましょう。そんななかで、王道中の王道と言えるのが、ここで紹介しているファミリーゲームの数々です。大勢で遊ぶようなゲームが多く、当時も今も、子供にとってそのような機会はさほど多くはなかったでしょうし、親戚一同が集まる盆暮れ正月にこそ大活躍したのがこの手のファミリーゲームたちでした。「家族で遊べるから」という理由をつけて親にねだりやすいゲームでもあったでしょうね。
電池やモーターを使うゲームは少なくて、その多くが手動であったことも大きな特徴です。シンプルかつ工夫された構造で、『沈没ゲーム』や『生き残りゲーム』などはレバー操作で自分や相手のボールがどうなるのか、予想がつかない複雑怪奇さがあります。樹脂加工技術の進歩で、複雑な形状をより安価に大量に生産できるようになったからこそのゲームとも言えるでしょう。また、やたらと大型であることもその特徴で、これを引っ張り出してきて遊ぶのは結構大変だったかも。集合住宅の家庭ではきっと置く場所に困ったでしょうね。
当時、こうしたゲームで遊ぶのは実に楽しかったのではないでしょうか。ゲームそのもののおもしろさ、ということももちろんそうなのですが、家族、親族、友人などが集まってみんなで遊ぶという機会が、少ないながらも存在していたという意味で。核家族化が進みつつも、今よりは大家族が残っていた時代ならではのゲームがこのファミリーゲームだったのです。
ということでたくさんのファミリーゲームを掲載した『昭和40年男』2017年8月号は、全国の書店やコンビニで好評発売中です。ぜひ手にとって見て下さい。
>> Honey O’rourke(はにー) さん
お持ちでしたか。今回の特集でもぜひ掲載しておきたかった品です。
ティルト、持ってました!
説明しにくいですよね、これ。
でも、これ目当てに友達が家に来て結構盛り上がりました。
編集長のリンク先確認。パッケージ懐かしすぎです~!
沈没作戦ゲームはまだ実家にあります。玉はずいぶん減ってますけど。
この様なゲーム紹介で見かけたことが無く、たしか「ティルト」とという名前だったと記憶しているのですが。
傾くようになっているボード上で色ビー玉をすごろくの様に進めて行き、玉の重さを利用してボードを傾けて自分の玉を優位に進めたり相手の玉を戻したりして。
記憶が曖昧で説明しづらいのですが。知ってるかたいらっしゃいますか?
エポック社『ティルト』はこちらに紹介されてますよ。