セブンイレブンで何気なく手にしたこのチラシにえらく感動した。今日のタイトル通り、“ここまでやる”との気概を感じさせる。いくつもの特典が付いていて、とくにスペシャルなのは購入者を対象にしたプレミアムライブまで用意していることだ。その会場が東京と大阪のZeppだというのだから、B’zにとっては小さな会場でまさしくプレミアムである。CDの販売が苦しいのはご周知の通りだが、あきらめない姿勢は同じく厳しい紙の世界にいる僕に熱を注いでくれた。
うちの雑誌は音楽レーベルからいい評価を得ている。というのも、僕ら世代はパッケージ世代でモノ好きだからだ。これだっといったタイトルはCDで所有したいという同世代は根強くいて、パッケージを眺めながら所有感に浸りつつ音を聴くのだ。とはいえ、音楽を取り巻くビジネスがパッケージ中心でなくなっていることは否めず、今後も様々な工夫が強いられるのはレーベルの方々も口をそろえる。これは音楽に限ったことじゃなく、スピードが増すばかりの世の中でどんなビジネスも難しくなっている。
音楽を作る現場では、いいメロディを作るという点に関してビックデータ・AIといった領域が確実に、そして急速に入り込んでくる。以前、多くのヒット曲を生んでいる作曲家の方を取材した時に、何百パターンの必勝メロディを自分の中の引き出しにしまってあるとおっしゃっていた。そんな必勝パターンを多く所有するのにAIの方が優れているのは言うまでもない。
だが、音楽の魅力にはプレイヤー領域も大きい。ここはAIに侵食しづらいところだ。今回のB’zのシングルコレクションのメロディをクリックひとつで作り出せてしまう日が近いかもしれないが、稲葉さんと松本さんのコンビによるロック魂は人間にしか作り出せない。また、クリエイティブ領域も苦手なAIだからさほど恐れることはないのかもしれない。
我々世代は音作りの大変革を目の当たりにしてきた。レコードからCDへと変わったのを目の当たりにした。制作現場がデジタルへと移行して、ドラムやベースが打ち込みでできるようになった。それでも素晴らしいパフォーマーに影響はなく、むしろニーズが高まるプレイヤーもいる。工夫と努力を怠っていない方々である。AIが曲作りをサポートする時代になっても、やはり工夫と努力がより強く求められるということですな。
1号とか幻の存在っぽいですよね!欲しいです。
ってか、立ち読みした記憶のある松田優作号、「買っておけば」の後悔しきりです(泣)。
それ以降はほとんど購入しているだけに、ホント悔しい。
ゲーム特集でこの表紙、さすが!!
今雑誌も付録付きばかりですもんね。おっ、と思う付録がついてると普段買わない雑誌でも買ってしまうことがあります。でも昭和40年男は付録がなくても買ってしまうんだな!今のところ創刊号からコンプしてます。
あ、稲葉さん、高校の1年先輩だったんです。向こうは絶対知らないと思うけれど(笑)仕事でも自己紹介のネタにしてます。同年代だとこれで大抵話がスムーズに進みます。
全部持っている方って読者の集いでもそうそういないです。ありがとうございます。
稲葉さんて1個上だったんですね。いいネタお持ちじゃないですか(笑)。