会社のそばにある芝大神宮に手を合わせに行ったら、七夕飾りが施してあった。ガキの頃が懐かしく思い出される。短冊に願いごとを書いて飾ったのは幼稚園から小学生までで、近所のガキどもを集めて金を出し合って飾りを作ったりもした。中学に入るとこうした行事がすべてかったるくなる。かっこ悪くも感じるのだから思春期ってやつは面倒ですな。
大人になると恋人の日に変わった。僕はあまりそんな意識を持ったことはなかったが、広告屋に就職した時にクライアントの百貨店のブランドで恋人向けのライブイベントを仕掛けたことがあり、これをキッカケに意識するようになった。世の中はバブルで踊り狂っていて、高いペアチケットがガンガン売れたのは驚愕だった。幸せそうなカップルたちのために仕事で役立てたのはうれしかったが、この日は夜中まで仕事していたのは言うまでもない。設置した七夕飾りの短冊には、一緒になるんだという誓いが多く書かれていたっけ、きゃっ。
今日、1枚の短冊に願い事を書くとしたらみなさんはなんと書く? しばし考えてみたけど、僕は多すぎて絞れないなあ。このブログでは人類の平和としておこう(笑)。そしてみなさんは今宵をどう過ごすのだろう。恋人や家族とすごすなんて方は、久しぶりに七夕飾りなんてオツなんじゃなかろうか。そこにはたくさんの短冊で願いを欲張ってはいかがだろう。楽しく過ごす姿が目に浮かぶのは、あの日のイベントを成功させたことが大きい。
さて僕はといえば、今宵はロマンチックに兵庫県で過ごす。ただし、お相手は僕より年上の男なのが残念だが…。結局のところ僕と七夕はあまり縁がないようである。みなさんは幸せいっぱいでお過ごしください!!