革製品や布、プラスチックや金属など様々な素材を染めるスプレー『染めＱ』で知られる株式会社染めQテクノロジィは、節電対策シリーズとして『節電対策―7WAYS―』を販売開始すると発表した。
東日本大震災の影響によって電力不足が予想されている昨今。特にクーラーの必要となる夏期の電力不足は深刻で、計画停電の実施も危惧されており、節電への意識も高まっている。そんな中、登場したのが同社のナノテクノロジーを活かした7つの節電製品群である。
OneDayCool
インナーシャツの内側にスプレーすることで、吸熱・放熱物質が繊維の表面全体に付着して、こもった熱を吸収して放熱する製品。体感温度が-2℃ダウンするというからすごい。さらに洋服にスプレーするスプレーした瞬間だけでなく、長時間にわたって効果が持続するのが特徴で、広い範囲で肌に触れるので、涼しさを実感しやすいとのこと。希望小売価格：4L 9,400円(税抜)/16L 3万1,000円(税抜)
寝苦しいの解消
これはOneDayCoolの睡眠バージョンのようで、シーツやカバーにスプレーするだけで、長時間暑さを防ぎエアコンを使わないでも快適な睡眠のサポートをするというもの。ひんやりとした寝心地が得られ、メントールの爽やかな香りも。価格：未定
エアコン電力セーブ25
これについてはどのような理由で節電できるのか、説明がないので不明だが、エアコンの室外機外側に塗る製品だ。直射日光による熱を遮蔽するという意味だろうか？しかし、室外機自身が発する熱もこもってしまうような気もするがどうなのだろう。なんでもエアコンの電力エネルギーを15％〜25％セーブするという。どのようなものなのか気になるところ。希望小売価格：4,000円
遮熱andフレックス
屋根に塗装することで外熱による室温の上昇を抑えるという製品。さらに、非常に柔軟性に富んだ性質を持っているので、屋根がひび割れても塗膜が破れにくく、雨漏り等を防いでくれるような効果もある。しっかりとした遮熱効果とプラスワンの効果で、暑さと劣化から建物を守る。価格：オープン
頭をシャ熱(ヘルメット用)
工事現場などで使用されるヘルメットに使用する業務用製品。夏の炎天下では熱がこもってしまい、頭がクラクラ…なんて事がないよう、表面に塗布する。これによってヘルメットの熱吸収を抑え、頭部まで暑さ伝わらないようにする。価格：オープン
肩をシャ熱(ワーキングウェア用)
こちらは衣服にスプレーできる遮熱スプレー。直射日光で熱吸収の激しい肩を中心にスプレーすると効果的だという。なんとなく洗濯でちゃんと落ちるのかが心配だが、『ONE DAY COOL』と併用することで、さらに強力な熱中対策も可能。確かに、頭の次に陽が当たるのは肩だろうから、長時間屋外で作業するという場合には効果がありそうだ。背中にスプレーしても効くかも。価格：オープン
太陽光発電 ―効果を最大には―
太陽光発電は、ソーラーパネルに汚れ等が付着すると効果を最大限に発揮できなくなる。そこで、パネルに特殊コーティングすることで汚れの付着を防ぎ、本来もつ発電性能を維持することができる製品。価格：オープン
ずいぶんとユニークな製品名が多いのは同社の特徴のようだが、それはさておき、なかなか興味深い製品が揃っている。今年の夏の節電対策・暑さ対策の一つとして、試してみる価値はありそうだ。