暑い日が続いている。この季節の昼飯で大活躍するのが写真のざるそばだ。夏以外に冷たい蕎麦を食べたい時はほぼもりを選ぶのに、暑いと途端にこいつが食べたくなるのは海苔の香りの爽やかさだな。熱いそばに海苔が乗った花巻をいただくことはまずない。ちょっと通ぶって言うと、海苔の香りの強さがそばやだしの香りと相性がよろしくないと感じるのだ。ざるをラインナップしていなかったり、海苔をかけないで器や量だけの差異でもり・ざるにしているやかましいところにも稀に出くわす。自分で言っておきながらなんだが、そうした通にだけアピールするような店を僕は好まない。
このブログにちょくちょく登場する会社のご近所そば屋、江戸時代から暖簾を守る布屋更科さんではざるも花巻だってある。天ぷらと卵をバットとボールに見立てた野球なんて変わりメニューもあるほどで、こうした気取らない姿勢がいい。技術や伝統を押し付けない。そのくせ、十割で打つ更科や生粉打ちなんて通の方々をうならせるようなメニューも用意してあるのがうれしい。
もう一つ、この季節は冷やしたぬきがザルとの双璧だ。天かすとそばだしの相性って芸術レベルですな(笑)。温かいのもちょくちょくオーダーする大好物である。でもね、ちょっと不満はキュウリだの卵だのを乗せてお値段を高くするのはいただけない。温かいのと200円違うなんてのには手が伸びない小市民である。
で、今日も暑いから昨日に続いてざるそばかなと思っているところだが、今日は仕事のつまり具合が少々激しくセブンイレブンに行ってきます。これでいいのだ、これ“も”いいのだ!!