なんだか、さだまさしさんの名曲のようなタイトルですな。さださんの歌って、中高生当時はあまり響かなかったけれど、今この歳になって曲が心に深く染み込んでいるのはさすがですな。響かなかったなんて言ってるくせに、ギターを買って初めて弾けた曲がさださんの『天までとどけ』だった。古本屋で『平凡』や『明星』の付録の歌本を10円で買ってきて、簡単な曲を探した結果だ。リッチー・ブラックモア先生の『ハイウェイスター』をバッチリ決めるはずが、ちょっと予定が狂った。なんて思い出話はさておき、昨日は毎週月曜日恒例の読者の集い『浅草秘密基地』だった。
一昨日まで『三社祭』で燃え上がった浅草だ。一夜明けた昨日は魂が抜けてしまったかのようなひっそりとした感じがする。一部にまだまだのぼせている者はいるらしいが、それも極々少数で僕は見かけることがなかった。浅草っ子に知り合いは多く、本気の祭り野郎は昨日よりまた1年後の『三社祭』へと突っ走るそうだが、これは強がりだろうな。彼は直前になると仕事が上の空になり、祭りのために生きているとズバリ言う。そんなのぼせっぷりが羨ましい。
博多っ子たちも祭りを大切にする。祭りってのは最近の社会トレンドとまるで真逆のように感じられる。祭りには上下関係や男女差がしっかりと出来上がっていて、その上に真の平等がある。地域や仲間を愛する心があるから、真の平等が確立するのだと僕は主張する。そいつがしっかりあるからこそ人は祭りに惹かれるのだろう。いにしえから脈々と続いてきた精神を、ただ愚直に引き継いでいく。時の流れにへこたれない強さや正しさはさださんの歌にも共通する…、なんて無理やり結んで結びとする。
あれからはや1週間、未だ三社ロスを引きずる浅草住人がここに一人。
魂が抜けたと言うとカッコ良いですが、昨日はボロ雑巾状態でしたm(__)m
お疲れ様でした。また来年に向かって突っ走ってください(笑)。