熊本ラーメンはまずかった!?

先週の日曜がほぼ大分県と熊本県の県境にある国際サーキット『オートポリス』でイベントだった。金曜日に『福岡博多秘密基地』で大騒ぎして翌日は取材をしながら熊本へ移動して、当然ながら夜は繰り出した。熊本一の繁華街をぶらつきなから店を物色する。知らない街でその夜過ごす店を探すのは至福の時間だ。よそ者としては名物を食べたいから、この夜は馬刺しを中心とした熊本料理の店を探した。

老若男女であふれていて活気がある。前日に大騒ぎした博多とはまた異なり、城下町の香りが漂っているのが良い。この店だろっと、相変わらず店の顔で決め入店しようとするが、僕はおおよそセンスのない男のくせに飲み屋発掘センスだけは優れているから、ことごとく満席だと断られる。僕の選択眼によるとBランクの店にやっと入れた。Aランクに行けなかったのは残念だが、大満足の熊本料理に舌鼓を打ち鳴らして店を出た。翌日は早いからと後髪をひかれながら締めのラーメンとなった。

呑んべえの不思議である。さんざん飲み食いしたのに、なぜ餃子とビールとラーメンは別腹なのだろう。てな訳で、入店するなり餃子とビールを注文してこのメニューを眺めることしばし。酔っ払いらしくシンプルにラーメン650円を選択して待つことしばし、冒頭の写真のうまそうなのが出てきた。

スープはコクがあるのにしつこくなくて、薄味なのがいい。優しい味だね。僕好みの普通にうまい一杯で、温厚そうな親父さんの姿と相まってほっこりとした気分になれた。が、食べ終わった我想う。「またやっちまったぜ」と。博多のラーメンはなんとか回避したってのに、熊本では逃げ切れなかったおっさんである。3泊4日の九州滞在は、体重計がしっかりと結果を出してしまった。夏を目前にまずいなと、女子のような心境の今日である。