先日このブログでカレーライスネタを書いたところご好評(!?)いただいたので二番煎じである。
カレー南蛮そばに世話になることが多い。熱々トロトロの出汁とそばの組み合わせは極上だ。猫舌の僕だから最後の方はそばが完全にのびてしまうのが残念だが、それでもうどんはチョイスしない絶対的なそば好きである。高飛車なそば専門店は邪道と呼ぶかもしれんが、どっこいこの一杯は江戸から続く僕の大のお気に入り布屋更科のカレー南蛮である。
さて、カレー南蛮は豚と鳥、長ネギとタマネギとで組み合わされる。僕は豚と長ネギの組み合わせが好みなのだが、ここは双方とも僕を裏切る。それでもちょくちょくこの一杯を頼むのは出汁が圧倒的にうまいからだ。加えて、絶妙に火が入った鳥に唸り、タマネギと薬味の長ネギの香りが絡みさらに唸る。出汁はいつも一滴も残さずいただく。ホントはご飯を入れたいところだが体重を気にするおっさんはグッと我慢する。って、そばはしっかりと大盛りだ。
汗びっしょりになって店を出ると冬は寒く夏は気持ち悪いが、この一杯は中毒性が高い。布屋更科以外にも、個性が強い店を何軒かレパートリーにしている。最近はせいろで出す店も多くて夏はいい選択になるが、布屋更科ではせいろにしない。あぢいあぢいと言いながらも絶品の出汁をいただくのがいいのだ。キレンジャーはそばも食ってたっけかなあ?
自称元祖カレーそば(東京そば)の 長野屋の評判w
着丼するとカレーが並々と入っている、
そして箸を入れると餡がぎっしりで、ものすごいとろみ。
しかし具は豚肉がちょっと入ってるだけで、ほとんどない。
麺をすすり、どんどん食べ進んでいくと辛い。
辛いのは良いんだけど、ちょっとくどい感じ。
そしてとろみがありすぎて何かがミスマッチしているような感じ。
確かに量は多いんだけど、物足りない感じが否めない。
麺はコシが残ってはいるものの、熱々のあんかけのため、どんどんと柔らかくなる。ズルズルと音を立てて食べ進めるが、粘度の高いあんかけダシが蕎麦に絡み、まるでダシを食べているような感覚になる。
ネギもとても量が少なく、素のカレー蕎麦を食べているよう。
同席の女性客が遠慮がちに音を立てずに蕎麦をいただいているのを見ると、ふと早く退席しようと思ってしまった。
「名物にうまいものなし」と言うのが、カレーそばに対する率直な感想です。
・味が単調で飽きる
・そのくせ味変え用の調味料がない
・具がほとんどない
・価格が高い