昭和40年男の心をど真ん中直球で射抜く居酒屋を見つけた。この写真を使っちまったから、今日はこのブログで人気(!?)の不親切ガイドでなくなっちまったな。
三田に事務所を構える取引先で、打ち合わせ後に食事でもとなった。ちょっとそれるが、この“食事でも”という誘い文句があまり好きでないのは呑んべえの性か。夕刻に誘うときは堂々と「一杯やりますか?」とか「一献傾けますか?」としたいものだ。
話を戻そう。僕は三田で酔っぱらったことがほとんどない。JRであれば会社のある浜松町の隣駅であるにも関わらず、まず出かけることがない。新橋には誘われることが多く、同じく隣駅(逆)にちょくちょく出かけるのに不遇な街だ。取引先の案内で呑み屋が軒を並べる道へと入った。高い建物がなく狭い道にぎっしりと呑み屋、飲み屋、のみ屋で僕の心は踊る、躍る、おどる。チェーン店の浸食は見られるものの、どっこい昭和40年男を誘惑する店が多い。入店したい店を少なくとも10ほど見つけてしまい、これまでの人生を悔やんだほどである。
悩みに悩んでここに決めたのは昭和37年より続く店だから。そう、俺たちの先輩である。オリンピックに湧く東京を知る店だということだ。うなぎを看板にしていながらメニューは完全な居酒屋である。店の顔もよく入店すると母さんがあたたかく迎えてくれた。狭いテーブルに4人で座ると顔が近い近い。これまで何度も打ち合わせを繰り返してきた面々がもっとも近づいた瞬間だ。焼き鳥や鳥の丸焼きが自慢とのことでガンガンいただき、ポテトサラダがオススメとのことでもちろんオーダーした。「うーむ、昭和」とうなる一皿で、おっさんは完全にノックアウトだった。うまい肴の数々で、結局うなぎには手を出せなかった我々だった。
今日は親切なガイドだな。三田でこの写真があればすぐわかるもの。せめて検索なしで出かけて、ちょっとした宝探し気分を味わってくれ。
路地裏の誘惑ですたい(笑)よかですね~ 福岡はなくなったばい(涙)
いやいや、博多は魅力的ですよ。いよいよ今週末じゃ!!