春に目を細めるおっさん。

IMG_4716今年も花見はできないことが決定したが、仕事の行き来で十分堪能できる…と、言いながらやさぐれている日々だ。やさぐれながらもやはり桜の時期はよい。新しい生活が始まったばかりの、希望に満ちた若者たちを見ていると、まだまだ老けこんじゃいけねえなとしまった気持ちになる。そしてよき先輩でいようと思う。

昨日は入学式が多かったようで、制服がしっくりきていないカワイイ少年少女を多く見かけた。自分の高校入学時を思い出す。電車通学がなんとも新鮮だった。あの時代だからさぞかしバイオレンスだろうと想像しての初登校は、肩透かしを食うくらいの落ち着きがあった。これから始まる3年間に希望を燃やしたのはほぼこの日だけで、完全なる落ちこぼれになってしまった。が、いい思い出詰まっている3年間である。少年少女たちにもエールを送りながらニヤニヤするおっさんだ。

新社会人たちのしっくりこないスーツ姿も良い。しっくりこないといえば昨日入ったコンビニでは慣れない手つきで対応するレジ係のにいちゃんに遭遇した。制服の下にネクタイをつけているところを見ると、本部入社の現場研修ではなかろうか。と、そんな想像をついついしてしまうのも春の可笑しいところだ。

すっかりおっさんの我々にもこんな日があったよな。決して忘れちゃいけないよな。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で