お知らせだぞー。今日からまた東海道・徒歩の旅に出るぞー。まだまだ今号発行の興奮が続いている中で、すでに素早い動きで次号の編集作業にあたっているのだ。早い進行は本のクオリティをあげることは百も承知でありながら、コレまでどこかで甘えていたのかもれない。『昭和40年男』はあらゆる意味で僕にとっての挑戦なのであり、この辺の意識改革も自分に課しているのさ。おーっ、かっこいいなあ。
最新号で出会った読者さんもたくさんいるようなので、まずはこの旅の企画を紹介しよう。前々号にあたる、まだ季刊発行だった懐かしい時代(!?)の冬号にスタートした。『呑んべえ万歳』の号である。僕の人生の集大成といっていいかもしれないこの企画の中で、最高の一杯を求める旅をしようということで思いついたのが、徒歩での旅であった。徒歩の旅といえば東海道でキマリだ。さらに12月11日発売というタイミングは、まさに神がかり的な時期である。だってね、昭和40年男なら誰もが熱くなる箱根駅伝の直前じゃないですか。芦ノ湖のゴールを目指して4日間でつないだ駅伝コースをトレースの珍道中は、感動のゴールで幕を閉じたのだった。
が…、我々は調子に乗った。せっかくここまで来たのだから東海道を完全制覇しようと、京都を目指しての連載企画へと昇格させた。箱根まで実際に歩いた2人は、自信をもって提案したいと感じたのだった。とても晴れやかな気分になり、心が前向きになれる。酒と飯がうまい。地域の歴史的背景というか成り立ちのようなものを感じることができる。などなど、いいことずくめなのだ。現代社会で死にものぐるいで戦っている昭和40年男たちだからこそ、感じていただきたいとの提案企画なのである。それ以来、数日間を繋ぎながら京都を目指している。芦ノ湖まで移動していきなりの雪中行軍となった前号は清水をゴールにして海の幸を食った。
そして、今皆さんが手にしている最新号である前回の旅は、大井川にかかる蓬莱橋でゴールになった。震災の影響で中止も検討したが、締め切り直前の2日間を使い、なんとか連載は継続されたのである。本日はこれから蓬莱橋まで車で移動して、9時前には旅を始められるだろうか? ひとまず東海道へと軌道修正して、今日の目標はできれば袋井まで行きたいところだ。そして翌日に浜松まで行き、3日目のゴールを弁天島という目標である。初日の距離が結構長いゆえ掛川止まりになると、翌日磐田までで、ゴールが浜松という感じかな。道中極力つぶやくので、近隣にお住まいの方は国旗をふって応援してください。きっと泣きます。道中の飛び入りも大歓迎なんで、我こそは!という方はぜひ一緒に歩きましょう。
ところで、僕の人生で最も多く訪問している企業のひとつが、ヤマハ発動機だ。今回はその地への完歩が達成されるはずである。うまい時間にたどり着いたら、同社の展示スペースであるコミュニティプラザで撮影する予定。これも楽しみである。では元気に、行ってきまーす。