今週末はいよいよおっさんの晴れ舞台である。読者さんよりの問い合わせが一件もなかったことに若干ながらいじけている。いーよいーよ、ご近所の方々とか会社の連中で埋めるから。いじけながらもこうして一人 (個人練習は格安設定) でスタジオに入って練習するマジメなおっさんだ。
今回は「浅草秘密基地」の常連さんが、タメ年中心で組んだバンドの前座である。時間的に6曲だろうとセレクトして仕上げた。チャレンジとして、以前のバンドでやっていた曲を外すことにした。解散してから細々と音楽活動を続けてきた成果にしたいと考えたのだ。27歳まで突っ走ったバンドではたくさんの曲を作り、今も弾き語りでちょくちょく歌っている。それを外して臨むのはけっこうなハードルであり、さらに書き下ろしも1曲入れることを自分に課した。難産の末にまとまり披露できることになった。タイトルは「やっとの一歩を踏み出せ」である。おーっ、さすがおっさん。人生の疲れがめいっぱい込められたタイトルじゃないか。「必死の一歩を踏み出せ」としてもいけそうなくらいの内容だが、まっそこまでやると悲壮感が漂うな (笑) 。
高校生の時の作り方を思い出して、ストレートに歌詞を打ち込む曲にしようと臨んだ。強くて飾らない言葉を並べて、シンプルなコード進行とメロディで丁寧に組み立てた。バンドのアレンジもカッコよくてなかなかの作品になったと自負している。昔シオンさんが、いい曲ができるとものすごくうれしいとインタビューで語っていたけど、僕も久しぶりにそんな気持ちを味わった。では今日は特別に (!?) その一部を公開しちゃいましょう。
苦しみ抜いてるヤツにも なにかに怯えるヤツにも
真っ暗闇の俺たちにも 必ず朝は訪れる
平等なんてありえない 永遠なんてありえない
恐怖の中の俺たちにも 咲く一輪の花がある
やっとの一歩を踏み出せ やっとの一歩を踏み出せ
重いカラダを引きずって やっとの一歩を踏み出せ
ねっ、真っすぐでしょ。自分にテーマを課したうえで、書き下ろしに挑戦してよかった。仕事はいつもそうしているつもりだが、プライベートはなかなかさぼりがちだもの。深夜に繰り返した作業はまさにやっとの一歩であり、結果深い達成感を得られた。この快感を大切にしたいものだ。
ちょいと「尾崎豊」を感じたけど、いつ聞いても歌っても良いものは
本当に心に響きますね。
動画での公開、ちょびっとだけど期待してます。
雑誌を読んで、見て、そこから「動画にアクセス」して楽しむのも
またありかも知れないですよ。
動画ですか。とりあえず固定は回す予定のようですが、見映えが…。