先日の宿題、昭和な立ち食いそば屋は見つかりましたか? ヒントを出しましょうかね。有楽町です。ではいってらっしゃ〜い。そして今日は次の問題といきましょう。
茶店は俺たち世代にとってたくさんの思い出が詰まっている場所じゃなかろうか。デートに使う。不良になる。ナポリタンを食う。マスターとのおしゃべりで大人気分を味わう。インベーダーゲームに燃える、などなど総じてちょっとした背伸びを味わった場所としたらいいかな。家族で入るとまったくそんなことないのに、同級生や1人で入ると途端にダークな気分を味わう空間になる。とくに中坊の頃はつま先が痛いほどの背伸びをして入ったなあ。
先日打ち合わせで入ったここは、そんな当時をバッチリと思い出させてくれた。ご覧のとおりまさしく昭和じゃないか。主のようなおばちゃんが不機嫌そうに袋に箸を詰めていてカッコよかった。その娘さんなのか、ずいぶん時間をかけて丁寧にコーヒーをいれてくれた。奥の厨房は茶店とは思えないくらい広く、数人の男が見えたところからするとフードに相当気合いが入っていることがうかがえる。夜はアルコールを楽しめる店になるようで、壁には飲み放題コースが4,000円〜と書かれていた。このコースの紹介が、時間制限なしとなっていながらも3時間くらいと書かれているのがかわいい。まるでパラダイスを見つけた気分で、秘密基地をやってみたい。
さて、不親切ガイドだ。この写真で見つけろというのはかなり不親切なので、ちょっとわかりやすいヒントを出そう。溜池山王の交差点近くの老舗ビルの地下商店街だ。うーん、ずいぶん親切なヒントだなあ。土日は休みのようだから気をつけて探しましょう。俺たち世代には最高の茶店だぞ。