うれしい。琴奨菊、豪栄道、遠藤とともに、現在の僕にとって4大力士である。最近は期待できる若い力士も多く出てきて、ますます目が離せなくなっている。といっても、あの時間帯なのだから働き盛りの俺たちの目は離れっぱなしだが。
「精進」という言葉を使ったそうだ。決意表明口上のトレンド(!?)四字熟語ではなく、シンプルな言葉を選んだ新横綱だ。どんな横綱になってくれるのだろう。僕の偽らざる気持ちを言えば、腰が高くコロッとされる相撲がどうも頭をよぎってしまう。
と、ファンだから心配が募るというのが新横綱ファンには共通しているところではないだろうか。圧倒的に強くないから愛せるという心理が働く力士で、コロッとさせられて残念ながらそれでも頑張れーとなる。だがそれも大関だったからで、これからはちょっと風当たりは強くなる。降格人事のない横綱という地位との葛藤も強くのしかかってくることだろう。いばらの道だ。僕らから言わせれば30歳の若者が、その重圧の中で生きることは男としてはうらやましくもあり、その苦労を思うと心配にもなってくる。
ともかく引退の日が来るまでヒヤヒヤしながら応援させていただこう。そして立派な雲竜型を期待しようじゃないか!!