昨日は『浅草秘密基地』が盛り上がり自宅までの終電を逃してしまい、荒川の実家に泊まった朝食でのこと。
「お前、ずいぶん髪が薄くなったねえ」ときたもんだ。わかっとるわい。気にしとるわい。と心で叫びながら「俺ももうそんな歳だよ」と笑顔で答えた。おでこは広くなり、髪の本数が減りあきらかに細くなった。51歳のリアルである。
もともとおでこは広めだったが、やはりM化が進んでいてそろそろ前髪を作るのは限界かもしれない。高校時代からほぼ変わらないヘアスタイルチェンジなのかと考えるとさみしい。が、悪いことばかりじゃない。細くなった髪は寝癖が撫でるだけでカンタンに直る。朝の忙しい時間にこれは便利になったと開き直ってもう久しい(泣)。やはりどう抵抗しても確実に加齢は進み、毎朝のぞき込む鏡にいるのはどこから見てもおっさんである。
エアロスミスのデビューアルバムに収録されている『ドリーム・オン』の歌詞が浮かんでくる。鏡を見る度にしわが増えていくと始まる歌だ。今彼はしわをたくさんつくり、カッコいい歌うたいの顔になっている。そう、あんな風に老けていくならいいなとこれまた開き直る。キース・リチャーズも見本の1人だ。スティングだってだいぶおでこが広くなったが、若々しいじゃないかと比べるのは僕との落差のある方々ばかりでおこがましい。
加齢に立ち向かっていく努力は惜しみたくないが、痛々しい抵抗はしたくない。運動とヨーグルト、そして派手なシャツがポイントだ…、ってそのシャツが痛々しいって突っ込みどころですな。