明石のタコに誓う!!

今年すでに3度目の出張である。新幹線を使っての出張はいくつになってもワクワクして気分がよろしい。富士山側の席を陣取り移りゆく景色を眺める。が、富士山てのは機嫌のよくない日が多く今回は残念ながらその姿をおがめなかった。

明石お楽しみは富士山だけじゃない。出張先での食事はいつも喜ばせてくれる。ましてやいつも仕事をご一緒している方々との宴となれば記憶をなくすほど盛り上がる。今回も兵庫県の明石でガッツリ盛り上がったのだった。

明石は瀬戸内の魚が上がる漁場であり、魚の棚(うおんたな)を名乗る。商店街は活気にあふれていて、夜は新鮮な魚を食わせる店が多い。有名なのがタコと鯛だ。今回の宴での刺し盛りには、あたり前田クラッカーのごとくタコと鯛が入っていた。双方うまく、とくにタコは味わい深くて柔らかくて単品メニューをおかわりしたほどだ。「さすが明石のタコだ」と何度もほざいた僕だった。豊かなタコ文化は出汁につけていただく明石焼に繋がっていて、大阪物とはひと味違ったたこ焼きのアツアツをハフハフとやるともう至福である。どこで食っても安く満足度が高い。うーむ、日本は広い。

松が取れてもうずいぶんと日が経つが1月の宴である。「あけましておめでとう」を繰り返す大人たちで、これまた宴を盛り上げる。今年の豊富を語り合いいい仕事を誓う。出張に宴は欠かせず、仕事仲間との酒はよき熱源となる。今年も頑張りましょうと宴を閉じたのだった。

何年にも渡って何回も酒を酌み交わした方がいれば、一時担当を外れて久しぶりの方、新しく仲間も増える。仕事人生の分だけ輪が広っていくのだ。そして最近は定年の別れも増えてきた。こんなに長く同じ業界で働けるとはありがたいことであり、若い頃にはイメージできなかった。今年52歳のおっさんにリタイヤの日が少しずつ、だが確実に近づいてきている。その日を幸せに迎えられるよう、やはり全力で頑張るしかありませんな。みなさん、一緒に走りましょう。

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