【間もなく発売! 昭和40年男 2017年2月号】小さな巨人・ミクロマンの独自性。

世間は3連休のようですが、昨日と今日は雨だったり地域によっては大雪だったりしたようです。ただ、スキーやスノボが好きな方にとっては恵みの雪となったかもしれませんね。私はスキーもスノボも好きな方でしたが、最近はすっかり遠のいてしまいました。誘ってくれる人もいるので、今シーズンは一度くらい行ってみようかな。ええ、もちろん今日は仕事です。

さて、今日も元気に最新号のご紹介です。巻頭特集のSFに関して、「昭和40年男にとってのSFは文学ではなかった」というのがテーマとなっています。小説でのSFブームを知らない昭和40年男にとってはSFはエンターテイメントでした。その入口として『サンダーバード』などのテレビ特撮があり、『宇宙戦艦ヤマト』のようなアニメーションがあったということになります。

ところが、昭和40年男にとってのSFの入口は、映像からだけではありませんでした。そのひとつが玩具です。

昭和40年男 ミクロマン

これはタカラ(当時)から発売されていた玩具、『ミクロマン』です。早熟な昭和40年男だと、もしかしたらこの手の玩具は卒業していた可能性もあります。前身に当たる『変身サイボーグ1号』のほうが馴染みがあるという人も多いかもしれません。

ニューGIジョーのボディを受け継ぎながらも、スケルトンボディにメッキパーツを組み込むという独特の出で立ちをもっていた『変身サイボーグ1号』は、SF的魅力をビンビンに感じさせる未来的な雰囲気が満ちていました。人気キャラクターの人形に着せ替えて遊ぶ、変身セットの他、オリジナルの世界観を持つストーリーやアイテムを持ち込んで、テレビのヒーローとは違った独自のSF世界を築いていったのです。そして、そのSF性を受け継ぎなたら、極限まで小型化された新シリーズが『ミクロマン』でした。

記事では、当時、両シリーズを担当した小川岩吉さんへの取材をとおして、その開発の経緯や、どのような意図があったのかをじっくり聞き出し、とくにそのSF性の高さについても検証・考察しています。『変身サイボーグ1号』が築いたSF性に加え、ブロックのようにパーツを組み合わせて遊ぶ思想を盛り込んだ『ミクロマン』は、まさに独自の遊びを開拓し、昭和40年男たちにSFの魅力を教えてくれた存在となったことがよくわかるはずです。

昭和40年男のもうひとつのSF世界の入口となった小さな巨人・ミクロマンの記事が掲載されている昭和40年男最新号は、1月11日発売予定! ぜひ手にとってください。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

1件のコメント

  1. サイボーグ1号は、母から買って
    もらいました。
    ミクロマンも欲しかったのですが、
    ダメでした。只、近所の友達から
    もらって遊びました。
    今、サイボーグやミクロマンが
    欲しいのですが、中々見つけることが
    出来ません。

コメントは受け付けていません。