ツリーから松飾りへ。

img_4276取り引き先のひとつが東京駅そばのビルに入っていて、目の前が有楽町へと続くライトアップストリートとなっていた。24日から28日はさらに盛り上がるとのことで行きたいところだが…、まあ無理だろうな。ここ近年はLEDのおかげか、ライトアップに出くわす機会が増えた。そう、僕の場合は“出くわす”ばかりで、女の子とデートということはまずない。遅くまでアチコチを走り回っていると不意にキラキラした世界に舞い込む。ハッと心を奪われマライヤ・キャリーを口ずさみながら、行き交う恋人たちや親子連れの笑顔にでしばしほっこりとした気分に浸って次の現場へと向かうのだ。

昨日まで頑張ったツリーたちの姿は今日は見事なまでにない。ウチの会社のエントランスも消えていて、本来ならそのまま松飾りに変わっているところなのだろうがなぜか遅れている。恋人たちが過ごすオシャレなホテルなんかは夕べの内にガラリとリニューアルが施されて、クリスマスをたっぷりと楽しんだ宿泊客を朝から驚かせたことだろう。有名百貨店なんかも、ここが見せ所とばかりに夜中の突貫作業で仕上げたはずだ。今日はまだ眠りに就いているディスプレイ屋さんも多いのではなかろうか。お疲れさまです。

この時期に観たいのが、オシャレなホテルの大晦日を舞台にした三谷幸喜さんの『THE 有頂天ホテル』である。舞台裏の喧噪をこれでもかと感じさせてくれ、夕べの激しい動きが想像できてしまう。もう隅々まで覚えているくらいなのだが、毎年のように観てしまうタイトルだ。テレビで録画したものをブルーレイに収めてなんども再生していた。カップリングの『ザ・マジックアワー』も何度も繰り返してプッシュプレイしてきたが、先日このブルーレイが壊れていることが発覚した。30日の深夜あたりにひとり焼酎で楽しもうと思っていたのに残念でならない。買うにはあまりにも知り過ぎているから、いつかテレビ放映を待つことにするかな(笑)。

みなさんそれぞれにとって年越しの過ごし方があることでしょう。そんな人生のルーティンを、1日1日と楽しむ時期である。幸せいっぱいの方も、涙があふれそうな方も、笑顔の力を信じていい年越しをしましょうね。

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