東京の紅葉が見頃を迎えた。ウチの会社は東京タワーが近く、いろんな角度からこんなふうにタワーがらみの紅葉が楽しめる。さらに徳川家の菩提寺の１つ増上寺もあり、東京タワーを絡めた紅葉や春には満開の桜なんてのも楽しめるのはちょっと自慢である。
東京の街にはイチョウが多く、まっ黄色に染まって楽しませてくれる。掃除する方々は大変だろうが、落ち葉で敷き詰められた道はついつい哀愁を連れてくる。今年の秋は異常気象が続いたが、どっこいこうして季節はめぐる。
僕の育った家は荒川区役所が近く、ここの銀杏並木は見事でこの時期の楽しみのひとつだった。だが当時の東京の空はこんなに青くなく、ガキの頃のイチョウの想い出はこんなに美しいコントラストじゃない。俺たちの世代は昭和をついつい美化しがちだが、よくなっていることもたくさんある。そして、もっともっといい方向へ引っ張っていかなければならぬ。それを担ってがんばらなくちゃ…、なんてな。