最新号が先週の金曜日の11月11日に発売されました。書店を見ていると、いつもは男性情報誌コーナーに置かれていることが多いのですが、今回はいくつかの書店では音楽コーナーに置かれていて、うーむと複雑な気持ちです。売り場的に間違ってはいないかもしれないけれど、いつもの場所しか見ない人には届かないかも…なんてやきもきしてみたり。
今日は、最新号の歌謡曲特集から、振り付けについての記事を紹介します。
この記事では、大きく掲載した西城秀樹さんのYMCAのポーズが象徴するように、歌謡曲における振り付けの変遷とその役割についてまとめています。それまでは歌い手が体を揺らしたり手を多少アドリブ的に使う程度だったのが、やがて70年台に入ると振り付けがついて激しいアクションを伴う楽曲も登場し始めます。そこで活躍したのが振付師のみなさんでした。今回は、当時の証言者として振付師・一の宮はじめさんにご登場いただき、振り付けに関するお話を聞いています。
一の宮さんは、橋幸夫さんや山本リンダさん、河合奈保子さん、松本伊代さんの他、今回の特集に登場してくれた岩崎宏美さんや西城秀樹さん、『8時だョ!全員集合』の振り付けなどを担当された振付師です。一の宮さんにお話を聞いて驚いたのは、その振り付けのアイデアの出どころでした。ドアノブを掴んでドアを開ける時の動作、とか奥さん同士の会話で「あーらやあねえ」と言った時の手の動きとか、部屋の電灯のひもを引っ張るとか、とんでもない動作から振り付けを生み出していたというのです。また、リズム感のない歌い手でもすぐにできる印象的な動きとか、動きの少ない楽曲での美しい動きなど、さまざまな要素がそこには加味されていました。詳細はぜひ記事を見ていただきたいですが、特に西城秀樹さんと山本リンダさんのエピソードには驚かされるはずです。
一の宮さんは実にユーモアにあふれた人物で、現場はインタビューが思い通りに進まないほど爆笑の渦に包まれました。身振り手振りをしながら取材に応じてくださり、振り付けの奥深さとおもしろさをあらためて知ることのできるインタビューでした。記事を読んでいただければ、その雰囲気もきっとよく伝わるはずです。
ということで、70年代歌謡曲を特集した『昭和40年男』最新号は11月11日より全国の書店・コンビニで発売されていますので、ぜひ手にとってみてください!
たしかにいつものところに無いと「アレ?」ってなりますよね。
気を利かせて音楽コーナーに移動
ではなく
音楽コーナーに「も」置いてくれればいいんですけどね。
表紙のワイルドなヒデキで、仮面ライダーアマゾンを思い出しました(^_^;)
今でもディスコ(クラブ)ではYMCAがかかると
みんなでやってます。
いわゆる「パラパラ」の源なのかもしれませんね。