荒川区の実家からの帰り道をほんの少しだけ遠回りして懐かしの道を歩いた。ゲームセンターやちょくちょく通った居酒屋など、若き日によく遊んだ道だがそのほとんどがなくなっていた。が、ここは健在だった。
小学生の頃、警察で剣道を習った。運動神経がよくない僕だから、練習量でなんとか周囲に追いつくようにがんばったものだ。友達に見られると恥ずかしいから、人通りの少ないところで隠れるように竹刀を振った。その竹刀や防具、木刀なんかをここで購入した。とくに竹刀は超が付くほどの消耗品で、しょっちゅう買いに来たものだ。
最近、剣道にチャレンジしたいと考えていて、雑誌を眺めてはため息をついている。素早くは動けないだろうが、少年時にはわからなかった大和魂の修練がしたい。剣術から剣道へと変化した部分を知り、いにしえの男たちと繋がりたい。と、そんな気持ちがここ近年ドンドンふくらんでいるのだ。でもやるからにはキチンと道場に通わなければならず、時間配分のヘタクソな僕が仕事と両立するのは至難の業だ。と、二の足を踏みまくっているばかりだ。
11月3日に武道館へ出かけたいと思っている。剣道の日本選手権だ。日本の頂点の戦いを見ることで、学べることがたくさんあるように思う。道場に通うのは困難でも、大人には大人の学び方ができる気がするのは道場に通いたいのと同じ気持ちだ。加齢は悪いことばかりでなく、心の成長は日に日に加速しているように感じられ、それをより高い所へと連れて行くためにさまざまなインプットをしたい。〆切と重なっているからよほど進行がよくなければ難しいが、ともかくこの〆切が過ぎたら木刀を振り始めようと思う。道場に通う日を夢見て準備だけはスタートさせる。そしてその日が来たらここで道具一色を揃えるのだ。この店と再会できたことで、明日への希望を大きくできたかつての剣道少年だ。
わたしも小学1年から20歳まで剣士でした。( ̄▽ ̄)
三段まで取りましたが社会人になってからは、たった一度だけ会社の先輩のお子さんの稽古相手をやってから防具はつけていません。
そんなある日、次男坊が中学から剣道デビューし何とか二段までやれました。
オヤジのお古の防具で頑張ってくれました。
ちょっと、いや結構嬉しかったです。
いま大学受験で闘っています。
ガンバレ剣士!心技体
毎度コメントありがとうございます。なんとも共通するところが多いですね。
でも、ウチの息子は平成乃昭和さんのような親孝行ではないです(悲)。