先日佐賀でイベントがあり、わずかな空き時間を使って楽しんだ。佐賀駅から県庁を目指すことにした。かつておそらく佐賀城へのメインとなるだろう道を往路、復路は裏道を行くことにした。
途中、唐人町があり看板によって歴史を知ることができ、後日もうすこし深く勉強することにした。さらに進むと熱気球が見えた。なんでも2年に1度開催される世界選手権が間もなく佐賀で開催されるとのこと。過去にも2度開催してる国内における熱気球のメッカらしい。ちょうどこの日は『佐賀バルーンミュージアム』のオープン日で、時間があれば立ち寄りたかったがさすがに断念した。残念。
県庁に到着して、お堀と石垣、立派な楠をしばし眺める。佐賀藩(肥前藩)は明治維新へと突き進む原動力となった薩長土肥のひとつだ。高い軍事力と多くの人材を輩出して、明治維新とその後の発展に大きく寄与した藩である。今の豊かな日本を築いた男たちが自分の目の前に広がっている光景を眺めていたはずだと、シンクロ気分を味わってここを去った。
帰りは裏道を行く。城下町の風情を感じながら進むと、途中にステキな昭和のタバコ屋を見かけた。雑誌や新聞も並んでいる、正しいタバコ屋だ。おばちゃんが座っていて、タバコを辞めていなかったら「ショートホープ頂戴」なんて話しかけただろうな。さらに道を変えたら立派な飲屋街を発見できた。これまた昭和風情のスナックなんかもたくさんあって、僕の好みにピッタリだ。
1時間程度ながら旅気分を満喫できた。次に来たときは佐賀駅周辺に泊まりたいものだと、後ろ髪を強く引かれながら街を後にしたのだった。