現在、人気車として高額で取り引きされることで知られているホンダCBX400Fですが、1981年の発売当時も絶大な人気を誇るロードバイクとして、さらに一度生産中止になってから販売が再開されるという稀有な経緯をたどったバイクでした。
400ccクラスは、76年にホンダCB400FOURを最後に4気筒モデル不在の時期が続いていましたが、79年にカワサキがZ400FXという大柄な車体でかつツインカムの4気筒エンジンを搭載したモデルをリリースします。これが大型取得が難関だった当時、大型バイクへの憧れを満たす400ccのバイクとして大人気となり、これにヤマハ、スズキも追従して一大カテゴリーとなります。ホンダは、ホークで2気筒エンジン搭載モデルを投入していたため、結果的にはこのカテゴリに最後発で参入することになるわけですが、さすがはホンダ。最新メカニズムをこれでもかと搭載し、一気に最大級の人気モデルとするのです。
昭和40年男としては当時16歳ですので、バイクブームも後押しして、CBX400Fに憧れたという人も多いことでしょう。さすがに発売当時に購入できる人は少なかったでしょうが、再発売を含めて86年まで販売されていたので、後に購入したという人もいるかもしれません。
最新号では、このバイクがいかに開発されたか、販売状況はどうであったかについて、取材を敢行して掘り下げています。また、当時HRCの前身となるホンダ・レーシングサービスセンターからリリースされたチューニングパーツについても貴重な資料を掲載。取り上げられる機会の少ないモデルですが、記憶に残る名車であることは間違いありません。
ぜひ本誌最新号を手にして当時を思い出していただきたいと思います。
教習所のバイクがCBXだったと記憶しています。友人がモリワキの集合管を付けて乗ってました。私はYAMAHAのFZ250フェーザーでした。