本日ついに雑誌『昭和40年男』最新号の発売です。もうすでに入手されたという方もいらっしゃるでしょうか。繰り返しになりますが、いつもであれば明日11日発売のところ、明日は日曜日なので流通の関係上、繰り上がって本日発売になってます。
さて、今回の巻頭特集は「俺たちの宝物。」というテーマで昭和40年男的なお宝アイテムを多数紹介しています。大体において子供時代の宝物はみんなに見せつけたいわけですが、学校に持っていくと怒られてしまうという問題があります。ところが、堂々と学校に持っていけるアイテムにもお宝がありました。そのひとつが筆入れでしょう!
昭和40年男敵にとっては『アーム筆入』もCM含めて印象に残っているでしょうが、これはゾウが踏んでも壊れないという実用性の高さがポイントです。ところが、その後に現れたのが、鍵がかかる『ナンバーロック筆入』や『電子ロック筆入』でした。
『ナンバーロック筆入』は、2つのダイヤルをカチカチと動かして、規定の番号に合わせると蓋が開くという構造。非常にシンプルな構造ながら、大ヒットします。そして『電子ロック筆入』とは、磁石が内蔵されている専用の鍵をはめると”カチリ”という音とともにインジケーターの色が変わって、フタが開くようになる仕組み。
当然ながら、いずれも、大して高価なものなど持たない小学生に必要な装備ではないのですが、文具に鍵がかかるという機能を備えたことで、秘密めいた雰囲気や男の子のメカ好きな気持ちをとらえました。これによって、筆入れは文具でありながら”玩具性”を獲得したといえ、この後に続く多面マチック筆入へとつながっていくのです。
ここでは、昭和40年男が手にしたであろう筆入れと、後の進化についてサンスター文具に取材をしています。これも懐かしい気持ちでいっぱいになるアイテムではないでしょうか。
ということで発売は本日9月10日よりスタート。ぜひ書店・コンビニで手にとって見てください。