子供の頃の宝物は数あれど、最初にコレクションしたものといえば、やっぱり仮面ライダーカードではないでしょうか? 1号、2号ライダーが活躍した初期『仮面ライダー』は小学校に上がる1971年に放送され、昭和40年男に多大なるインパクトを与えた作品なのはご存知のとおりですが、その年の後半にカルビーから発売された「仮面ライダースナック」もまたすさまじい人気となりました。
そんな「仮面ライダースナック」に付属していた仮面ライダーカードを、最新号 (vol.39) では前代未聞、なんと初期シリーズ全種類掲載しています。
8ページに渡って、番号のダブリを含めた全552枚、すべてをずらり掲載しています。いやー迫力満点! あなたの覚えているカードはどれくらいありますか?
実はこの掲載にあたっては編集部内でも結構な逡巡があり、1枚1枚をもっと大きくみせたい、裏面の解説や、せめてカードの番号やタイトルくらいは入れたい…など、やりたいことはたくさんあったのですが、これだけの枚数を収めるにはスペースが足りなすぎる! それならば、やはり絵柄をできるだけ大きく見せることに徹することにしようと、このような掲載方法を採った次第です。それにしても裏面の解説が秀逸なんですよ。ぜひまた紹介する機会を見つけたいところです。
他にも、当時の人気ぶりについて、発売元のカルビーに取材を敢行しています。それによると「あれだけの数をどのようにまかなっていたのか、今となってはわからない」くらい売れに売れたんだとか。また、スナックのほうもカルビー初となるジャガイモを使った製品として、後に「ポテトチップス」や「サッポロポテト」に続く記念碑的なものだったこともわかりました。お菓子としても実に重要な役割を果たした存在だったんです。
ということで、昭和40年男的にはぜひ保存版として入手していただきたい仮面ライダーカード全種類掲載号。発売は明日9月10日になってますので、この機会をぜひお見逃しなく!