お台場にオープンしたカワサキが誇るロボットのショールームに出かけてきた。ロボットと聞くとそれだけでワクワクしてしまう昭和40年男で、マジンガーZの表紙で特集を組んだのも記憶に新しい。子供の頃に夢描いていたロボットとは少々進化の方向が異なるものの、今や社会を支える重要な技術となった。カワサキは昭和44年より産業用ロボットの生産を開始して以来、さまざまなモノづくりの発展を支えてきた。
フジテレビの隣にこの施設がある。大型ロボットと映像が組み合わさったプレゼンテーションコーナーがあり、食品や医療、電子分野などなどのロボットがキビキビと動いていた。中でも面白かったのが似顔絵ロボットである。写真を撮影するとペンが動き出す。今日の僕のシャツはロボットに申し訳なかったが、丁寧に書いてくれた。むしろ顔よりも真剣(笑)で、このように仕上がったのである。
未来はきっといいぜとタメ年の奥田民生さんが歌っているように、進歩しながら新しい明日を築いてくのを見るのは気持ちがよい。世の中のいろんな変化に遅れてしまうこともしばしばあるおっさんながら、やはり民生さんが歌っているとおり明日と未来がきっといいものになると信じて走りたい。嘆くこともある。涙が出ちゃうくらい付いていくことが大変なこともある。だが、すばらしい未来を創造していくのは人間の存在意義だ。自分はエンジニアではないが、仕事の変化や進化に勇敢でありたいとキビキビと働くロボットたちに刺激を受けたのたった。
AI、ビックデータ、そしてロボットの技術は加速しながら俺たち世代の未来を築いていく。それによって、人間の心が醸し出す清らかさや美しさがますます大切になっていくと僕は常々考える。いつも意識してはいるものの、なかなか思う通りに成長できないのを噛みしめながらだ。人類が経験したことのない激変期に俺たちは社会の中心にいる。努力を怠らず積み重ねていきたい。