44歳の落書き。

最初の昭和40年男資料を整理していたらコイツが出てきた。7年前の10月に創刊させた約1年前には、この落書きは出来上がっていた。今に続く『昭和40年男』の設計図である。この段階では『昭和40年の男』と“の”がついていたのがおもしろい。そして創刊より現在まで続く「明日への元気と夢とを満載!」のキャッチコピーはまだ出来上がっていなかったが、雑師の方向性はほぼ固まっている。

創刊号の表紙はこの予言書(!?)の通り、藤岡 弘、さんが飾った。巻頭のインタビューに登場していただいたのだ。インタビューの現場で腕の太さに驚愕したが、『真田丸』を見ていると当時より鍛えているように思えるスーパー70歳である。僕らに正義とどんなピンチも諦めちゃならぬ精神を教えてくれた男は、今なお男の中の男であるのがうれしいじゃないか。俺たちの永遠のヒーローである。

そろそろ持ちたい銀座のすし屋とのタイトルも見えるのは当時描いた希望だったのだろうが、50歳を超えてもまだ持っていないのが情けない。加えて3連休は1人旅なんてタイトルもあるのも当時より強い願望だったのだろう。寿司屋と同じく達成できていない(悲)。

当時44歳。なんだかあまり成長していない自分が歯がゆい。過去の自分が描いていた現在へと近づけていかないとイカンなんて、しばしコイツを眺めながら反省した。時間は平等に与えられている。せっかくの恩恵を垂れ流している自分に喝を入れ、スイッチを入れ直したバカモノである。

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