今日は私の失恋記念日…じゃない、日記を付け始めて1周年の日だ。50歳の大台を迎え撃つことで始めて、メモ程度の長さで綴っている。レコーディングダイエットとやらを狙い食事はすべてを書き出す。出張やイベントなんかは詳しく書き、旅先で知った呑み屋の情報はずいぶん蓄積された。喜怒哀楽の大きいネタはそれなりの文量を使い、抑揚の少なかった日は当然ながら少量であっさりと終る。
いい効果がたくさん出た。失敗や軽卒な行動など、自分のダメだったところをキチンと反省しながら残せることがもっとも大きな効果だ。僕は弱っちく卑しい人間だ。もっと豊かで強くて優しい男になりたいとの気持ちを少なからず持っているから、嫌な自分をとことん叩く。50代のバカな男に対してバカな男が説教しているのはなんとも滑稽だが、なーに、人に見せるものじゃない。
1年前の今日に綴られているのは、夏生まれのタメ年男と合わせて100歳になる直前を楽しもうと、奮発して寿司屋に繰り出した。そしてつい先日、102歳になる直前を同じ店で騒ごうとなり出かけたのだ。1年前も出していただいたこの時期絶品の星ガレイがメインの盛り合わせに2人とも舌鼓を打つ。旬の味を2年続けていただいていることを確認できるのは日記効果だ。そして去年の今宵は、彼と別れてウロウロしながら〆のみそラーメンを食ったことを嘆いていた。この反省をまったく活かせず、先日も彼と別れてからも街をウロウロしながら呑み続けてしまったバカだ。去年と同じ後悔をしているのだから、偉そうに効果を語る資格なしだな(笑)。